WAVOC20周年記念ポスター
WAVOC学生リーダー 菊池 侑大
今回、WAVOCの20周年を記念し、ポスターを作成させていただきました。
デザインを考案する際、「WAVOCならではのボランティアとの関わり」を特に意識しました。学生リーダーとしてボランティアに参加する方々と交流し、ボランティアの活動の幅や、それぞれに込められた思いの深さに心を動かされました。
ポスターのデザインは二つの見方が出来ようになっています。一つは「大きなボランティア」、もう一つは「小さなボランティア」です。「大きなボランティア」という見方をするとき、カラフルな大小の円は、それぞれのボランティア活動を表しています。学生リーダーとして勤務する中で、災害援助から学習支援に至るまで様々な活動が、「ボランティア」という名前を共通して冠している点が素晴らしいと感じました。そして今回、学生リーダーとして感じたこの気持ちをポスターで表現しようと試みました。円の色や大きさ(活動内容や規模)は異なりますが、それらは共通点(ボランティアという名前)で接し、繋がっています。背景は以前WAVOCで使用されていた色を使い、「縁の下の力持ち」WAVOCの包み込む雰囲気を出すことを試みました。
一方、画面全体で一つのボランティアを表していると考えることも出来ます。これが二つ目の「小さなボランティア」の視点です。この時、大小それぞれの円はボランティアに取り組む個人と見ることができます。一つのボランティア活動に焦点を当てても、その中では一人ひとり異なる個人が協力し、繋がることで成り立っています。このことを深く意識したのは、運営として参加したボランティアプレゼンコンテストでした。同じ早稲田に通う学友たちが、それぞれの思いを持って参加しているところが強く印象に残りました。
当初「ボランティア」という言葉をデザインにするのに苦労しましたが、アイデアが採用され、ポスターという形になる過程を通して、大きな喜びと達成感を感じることができました。学内に貼られているポスターを目にすると、今でも「見た人はどう思うのだろう?」というドキドキした気持ちを抱きます。上で述べたようなメッセージを、(この文章による説明を読まずとも)ポスターを見た人が少しでも感じてくれたら、それに勝る喜びはありません。今回のポスターが、20周年を迎えたWAVOCのこれからに繋がるきっかけになれば幸いです。