2015年は日本の原爆被爆と降伏・韓半島解放から70年、日韓国交正常化50年の歴史的な節目であることから、7回目となる日韓誠信学生交流事業として8月4~7日、広島で「日韓の共生と平和」を築くため未来志向の交流を行います。
この事業は、公益財団法人・日韓文化交流基金の「日韓国交正常化50周年記念事業」に選定されました。
このプログラムは早稲田、高麗両大学が結んだ「共同プロジェクトに関する了解覚書」(2006年)に基づいて、日韓の学生が歴史の現場を歩きながら意見交換を行い、韓国でも評価の高い江戸時代の儒学者・雨森芳洲による
「誠信交隣」精神を学びます。今回は被爆と日韓関係史が重なる現地・広島と朝鮮通信使の足跡をたどる旅を通じて、歴史の負の遺産を真の和解と友好の未来構築へのバネに変える方策について話し合います。具体的には――
- 8月5日、広島平和公園にある韓国人原爆犠牲者慰霊碑で営まれる慰霊祭に参加し、在韓被爆者の証言を聴く。この碑の近くに2011年広島ツア―で植樹したチョウセンゴヨウ松が昨年引き抜かれたため、日韓学生で再度植樹します。
- 被爆70年の8.6平和祈念式は特に世界の関心を集めることから日韓学生で式典に参加、平和資料館見学と併せて「核と人間」を考えます。
- 朝鮮通信使の足跡を見学し、江戸時代の日韓友好の歴史を学びます。
開催要項
【募集要領】
参加者募集期間:5月21日(木)~29日(金)
説明会開催:5月26日(火)18時半~20時半 10号館305教室
※ツアー日程詳細は後述(内容は若干、変更の可能性あり)
※5月26日開催の説明会にやむを得ず出席できない場合、説明会資料等をメールで送 ります。 またコアメンバーが可能な範囲で個別に説明もします(対応はごく少数に限られます)。
【応募方法】
志望理由書を提出:「私が朝鮮通信使をめざすわけ」
・この「誠信交流」プログラムに参加したい動機や理由
・ヒロシマ・スタディツアーで学びたいこと
・その他、特に伝えたいこと 〔A4判で1枚以上〕
・自身の「韓国語能力」について記入してください。
※韓国語能力は応募の条件ではありませんが、選抜において参考にすることがあります。
締切:5月29日(水)
提出先:[email protected](小田川・生山宛)
※自己負担額は1.5万円程度です。
参加者決定・発表:6月1日(水)個別にメールでご連絡します。
【スケジュール(案)】
2015年8月4日(火)~7日(金)(3泊4日)広島県 広島市、福山市
・4日(1日目)
早稲田チーム 東京発10:00ごろ~(のぞみ)~14:00ごろ 広島着
関空経由の高麗大チームと合流→広島平和記念資料館を見学
夕食兼歓迎交流会〔市内ホテル宿泊〕
・5日(2日目)
10:00~韓国人原爆犠牲者慰霊祭 献花 チョウセンゴヨウ植樹、「故郷の春」合唱
昼食後 班活動(被爆施設見学等)
午後 第1回討論会
夕食後 被爆者の証言・講話を聴く―1
郭貴勲・韓国原爆被害者協会名誉会長、平野伸人・全国被爆二世団体連絡協議会会長)
第2回討論会〔宿泊 同〕
・6日(3日目)
8:00~広島平和祈念式典に参加
10:00~被爆者の証言・講話を聴く―2
豊永・韓国の原爆被害者を支援する市民の会広島支部長ら
昼食後 班活動・自由時間
夕食後 灯篭流し参加
第3回討論会〔宿泊 同〕
・7日(4日目)
朝 広島→福山・鞆の浦(貸切バス) 朝鮮通信使の史跡・福禅寺見学
昼食後、 福山→新大阪(新幹線)
15:00ごろ新大阪駅到着後、休憩
高麗大チームとお別れ式・早稲田チーム解散
高麗大チームは新大阪16:30ごろ→関空発19:45~21:30金浦着(予定)
※以上のスケジュールは変更の可能性があります。
【お問合せ】[email protected](小田川・生山宛)