WAVOC熊本地震復興支援ボランティア<第1便>報告
期間 | 2016年5月20日(金)~22日(日) |
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活動地 | 熊本県熊本市 |
参加人数 | 12名(うち早大生10名、教職員2名) 引率者:津久井健之、三上秀幸 |
2016年4月中旬に九州地方において大きな地震が発生しました。
特に被害が大きかった熊本県の熊本市や益城町を現地調査のうえ、WAVOCもボランティアを派遣し、活動を行いました。
<作業内容>
熊本市災害ボランティアセンターの本部補助(総務・ニーズ・マッチングなど)、水前寺公園の池の砂利撤去作業をメインに活動しました。
【5月20日(金)】
16:25 羽田空港出発
18:05 熊本空港到着、熊本県玉名市蓮華院誕生寺(宿泊所)へ
21:00 ミーティング
23:30 消灯
【5月21日(土)】
5:00 起床
6:15 宿泊所を出発
7:20 熊本市災害ボランティアセンターに到着、運営担当者から作業分担の指示を受ける
<作業内容>
【午前】運営本部業務
① ニーズ対応6名(学生4名、職員2名)
・ボランティア作業依頼者からの電話を受け、必要情報をフォーマットに基づいてまとめる(依頼者名、作業場所住所、作業内容、作業日、人数など)
・PCに作業依頼データの入力
・作業依頼データからPCで作業場所の地図を出力、作業地区別、作業日毎に分類する。
② 総務 (学生3名)
・ボランティア証明書の発行
午前中は、さほど忙しくないが作業終了後の15時以降に忙しくなる。
③ 東地区ボランティアセンター
・地区のボランティアセンターの指示により、依頼者宅のボランティア作業を行う。
【午後】被災現場の作業
水前寺公園の池の砂利撤去作業
今回の地震によって池の水位が低くなった。池底に以前敷きこんだ砂利を撤去することで伏流水の量が元どおりになるのではないか、との判断による作業。
(メンバーの一部は、午前と同じ運営本部作業)
16:30 活動終了
17:30 宿泊所着、振り返りミーティング
23:00 就寝
【5月22日(日)】
5:00 起床
5:25 宿泊所出発
熊本市災害ボランティアセンターでの作業は、同じメンバーで前日21日と同様の作業を行う。
16:30 全体終礼、ボランティア活動終了
19:00 熊本空港出発
21:00 羽田空港到着後、解散式
※熊本地震ボランティアに参加したことについてのレポート提出を学生に依頼。
<活動を終えて>
<参加学生の声>
・マッチングの作業を経験したが、情熱ややる気があってもプランがないとせっかくの労力が無駄になってしまうと思った。事前にちゃんと必要な人数や仕事の内容を調査したら、もっと効率的にボランティア活動が進めるかもしれない。
・ボランティアをしよう、と思っても大きなことを成し遂げられるわけではないし、沢山の人たちで協力しても現状がよくなるには長い時間がかかることは確かだけれど、誰かの毎日のほんの一部が支えられて誰か1人でもほっとすることができる力になれることが意味を持つのだと改めて考えました。
・今回活動して、いろんな形のボランティアがあると実感しました。被災地で活動する人もいれば、ボランティアを派遣する手はずを整える運営側のボランティアも必要だということがよくわかりました。災害ボランティアとして思い浮かべられるのは前者が多いですが、後者も必要であって、いろんな人が活躍できると思いました。
WAVOCでは、ボランティア活動に際して 事前学習・ふりかえり等を行うことによって、 地域に貢献する活動が結果的に参加学生の成長にもつながるよう心がけています。
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