The Hirayama Ikuo Volunteer Center (WAVOC) 早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)

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【開催レポート】実践を通して支援方法を学ぼう!パラスポーツボランティア講習会

【開催レポート】実践を通して支援方法を学ぼう!パラスポーツボランティア講習会

学生リーダー 為我井 遥 

2024年10月12日(土)に開催されたパラスポーツボランティア講習会に参加しました。本講習会では、スポーツ教室の開催や障がい者スポーツの情報提供を行っている一般社団法人こみゅステージの方から、講義と実践を通してパラスポーツボランティアに生かすことのできる知識や実践方法を教えていただきました。

初めに、障がい種それぞれの説明と障がいを持った方との関わり方について話がありました。本講義は、自分のサークルでの活動を振り返るきっかけにもなりました。同じ障がいであっても人によって程度や特性は異なります。1人1人と向き合い、特性を理解した上で関わっていくことが重要であると改めて感じました。

次に、実践によって障がいを理解する時間があり、視覚障がい、聴覚障がい、肢体不自由の3つの障がいを体験しました。以下ではそれぞれの体験内容を紹介します。

まず、視覚障がいの体験では、支援を必要とする側と支援者側の体験をしました。2人1組でペアになり、1人がアイマスクをつけて周囲が見えない状態を体験し、もう1人は支援者となります。支援者は見本の動きを言葉で伝え、アイマスクをしている人は、言葉を頼りに動きを真似するというワークを行いました。支援者は上手く指示が伝わらないとおどおどしてしまったり、自信を無くして声が小さくなったりすることがありますが、支援を必要とする側からすると不安が募ります。双方の体験をしてみて、支援をする際はイメージしやすい言葉を使うことだけでなく、自信を持って伝えることが大切だと思いました。

聴覚障がいの体験では、ジェスチャー(手)のみで果物やスポーツを伝えました。スポーツのテーマでは、野球、バスケ、バレー、サッカーから1つを選択してペアの人が分かるように伝えます。サッカーは、足を使わないジェスチャーの想像ができず、伝えることが難しかったです。サッカーの手話は、左手の親指と人差し指で円を作りボールを表現します。右手は人差し指と中指で足を表し、ボールを蹴る仕草を2回繰り返します。最後に「私の好きなスポーツは○○です。」という手話を練習しました。スポーツと○○を変えるだけで様々な好きなことを伝えることが出来ます。

肢体不自由の体験としては、車いすの自走と移動支援を行いました。車いすの基本的な操作を教えてもらい、自走式車いすに乗りました。移動するためには思っていたよりも腕の力が必要で、長距離の移動は大変だと感じました。今回は体育館だったため、床が平らで障害物もありませんでしたが、日常生活においては舗装されていない道や段差もあります。すべての人が生活しやすい社会にするためには、バリアフリーを進めることが不可欠です。移動支援においては、支援者の歩くスピードと車いすに乗っている人が感じるスピードに差があることを実感し、押す際には少しゆっくりと歩くことがポイントであると学びました。

そして、パラスポーツボランティアの実践練習として、ボッチャのサポートを行いました。具体的には、支援器具の調整やボールの受け渡し、声掛けなどです。適切な支援のためには、参加者の情報を収集することが求められ、参加者とのコミュニケーションが非常に重要です。ポイントは、目線の高さを同じにし、目を合わせることです。活動中は、好きなスポーツの話題で盛り上がりながら、ボッチャを楽しみました。

これまでパラスポーツボランティアに参加したことがなく、最初からボランティアとして活動することにハードルを感じていました。今回の活動で必要な知識とサポート方法を学ぶことが出来ました。次回はパラスポーツボランティアに挑戦したいと思います。活動に参加してくださった方、ありがとうございました。

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