【開催レポート】子ども食堂ボランティア ~NPO法人こどもば~
学生リーダー 木瀧 ひより
2023年10月21日に、NPO法人こどもばが開催した「子ども食堂ボランティア」に参加させていただきました。当日は早稲田大学から3人の学生が上目黒住区センターに行き、ボランティア活動を行いました。
NPO法人こどもばは、子どもたちの居場所づくりを目的として、月に3回子ども食堂を開催しています。子どもたちだけでなく、保護者、地域の人、ボランティアの人がつながる場所となっており、地域交流の役割も果たしています。当日は、小学生や親子、おばあちゃんたちが子ども食堂を訪れていました。
参加者が訪れる2時間前から、準備を開始しました。当日の主なメニューは、ミートソーススパゲティやスープ、ハロウィンの前だったので、おばけの形のマッシュポテトです。他のボランティアの方に調理法を教わりながら、みんなで協力して調理を進めました。ボランティア同士でコミュニケーションをとる機会となり、とても楽しく活動することができました。料理はもちろんおいしかったです。

この日の献立 ミートソーススパゲティ
食後は参加者とおしゃべりをしたり、ゲームで遊んだりしました。活動場所の上目黒住区センターには、調理室のほかに、畳敷きの靴を脱いで過ごせる場所があり、子どもたちはリラックスして遊ぶことができます。私は子どもたちと工作やカードゲーム、すごろくをして過ごしました。ハロウィンのかぼちゃ等をモチーフとした工作が3種類用意されていて、子どもたちは好きなものを選んで作品を作っていました。子どもたちに完成した作品を笑顔で見せてもらうと、こちらも自然と笑顔になり、あたたかい気持ちでいっぱいになりました。
また、子ども食堂には、小学生だけでなく、親子、地域の人、ボランティアの人などたくさんの人が訪れます。ボランティアの私にも当てはまりますが、子どもたちにとっても、様々な年齢、所属の人と関わることで、多様な考えに触れ、価値観を広げる良い機会になると感じました。
両親の共働き等によって、一人で食事をとる機会が多い子どもたちが増えていると思います。孤食には、栄養バランスが偏る、コミュニケーションの機会を失う、食事マナーが身に着けられない等、多くの問題点があります。そのような中で、子ども食堂は、参加する子どもたち、大人たち、ボランティアたち、みんながコミュニケーションをとってつながる、本当に素敵な空間です。こどもばの方やいつも参加しているボランティアの方と、楽しそうにおしゃべりする子どもたちを見て、その方たちが子どもたちの第二のお父さんになっているように感じました。
こどもばは単に食事を提供する場所ではなく、子どもたちが楽しめる工夫がたくさんされていて、安心できる人たちがいて、子どもたちが「行きたい」と思える場所だと思います。家庭や学校の外にも、このように安心できる居場所があることの重要性を実感しました。
改めまして、こどもばのみなさん、参加していただいたみなさん、誠にありがとうございました。