【開催レポート】「ボッチャ教室ボランティア」
学生リーダー 池田葵
WAVOCでは、2023年5月20日(土)に対面イベント「ボッチャ教室ボランティア」を開催致しました。開催にあたり、江戸川区スポーツセンター、ボッチャ教室講師・五十嵐義臣様にご協力いただきました。イベントの様子や企画者としての感想をお伝えします。
当日は、学生リーダーを含めた学生8名とWAVOC職員1名の計9名で「ボッチャ教室」の方に参加しました。
具体的には、教室の前後の時間にはボッチャのコート設営やボールの準備・片付け、教室中はボッチャの選手として実際に試合を楽しみながら、審判や得点表の管理などを行いました。ボランティアとして参加した多くの学生はこれまでボッチャをプレイしたことがありませんでしたが、五十嵐様からのルール説明や教室に何度も参加されている方々から教えていただきながら、楽しく参加していました。
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【ボッチャ教室前に簡単なルール説明を受けている】
ボッチャは、重度の障がいのある方のためにヨーロッパで考案されたスポーツ。
近年では障がいの有無にかかわらず、誰でも楽しむことができるパラスポーツとして注目されている。

【審判を行っている学生ボランティア】
最初に投げる白いボール(ジャックボール)に、チームごとに異なる色(赤or青)のボールを投げていかに近づけるかを競うスポーツです。

【得点表の管理をしながら、試合を観戦する学生たち】
参加者からは、「年齢の幅が広く、障がいの有無関係なくみんな楽しんでいたところが印象に残った」、「スポーツというものを通してみんなで平等に戦ったり、楽しめたりすることがわかった」という声があがりました。
また、ボッチャには様々な参加の形があり、自らボールを投げることができない選手は、“ランプ”と呼ばれる勾配具を使い、自分の意思をランプオペレーターに伝えることがで狙った位置にボールを投げることが可能になります。
実際にランプを用いて試合に参加する選手と同じチームになった学生は、「ランプの位置を数mm単位で調整しながら、狙った場所にボールを投げる姿を見てすごいと思った」と述べていました。
教室を通じて、「ボッチャという競技は、年齢、性別、障がいのあるなしにかかわらず、すべての人が一緒に競い合えるスポーツだ」ということ、「ボッチャはボールを投げる、一見単純そうに見える競技だけれども、体験してみると非常に奥深い競技である」ことを参加者全員が身をもって実感しました。
改めまして、本イベントにご協力してくださった江戸川スポーツセンター職員の方、ボッチャ教室講師・五十嵐義臣様に感謝申し上げます。また、イベントに参加いただいた皆様、そして、ご協力いただいたWAVOCの方々、誠にありがとうございました。