第5回URA研究戦略マネジメント勉強会(※1)を実施いたします。
近年、博士課程学生への経済的支援の拡充を背景に、博士課程学生は指導を受ける学生であると同時に、研究を担うキャリア初期研究者として位置づけられつつあります。また、キャリア初期研究者の育成やキャリア形成は依然として個々の指導教員に委ねられることが多く、大学全体として支える体制の整備が課題となっています。世界の主要大学では、大学全体の研究力や国際競争力を支える基盤として、研究コミュニティ形成やメンタリング、能力開発などを通じて、キャリア初期研究者が挑戦し続けられる環境づくりを進めています。本勉強会では、海外の事例を踏まえ、大学はどのような研究環境や研究者支援体制を設計すべきか、また、その中でURAをはじめとする研究マネジメント人材が果たすべき役割について議論いたします。
※1:URA研究戦略マネジメント勉強会とは?
日本医科大学と早稲田大学の協定にもとづき2022年に発足。大学が多様なステークホルダーを巻き込んで社会変革の原動力として成長することを目指し、URAなど研究マネジメント人材自らが戦略的に仕掛けるマインドを磨くための勉強会です。
【開催概要】
■開催日時
2026年9月4日(金)15:00-17:00
■開催方法
早稲田大学 26号館地下1階 多目的講義室+オンライン
■対象者
どなたでもご参加いただけます(※要事前登録)
全国の研究機関に所属する研究マネジメント人材(URA, 技術職員, 事務職員等)、執行部、研究者、学生・大学院生、等を主な対象としています。
■プログラム
・開会挨拶 若尾真治(早稲田大学 理事)
・趣旨説明 丸山浩平(早稲田大学 研究戦略センター 教授)
・講演① 「研究大学における博士人材を取り巻く現状」
吉岡(小林) 徹(一橋大学 イノベーション研究センター 准教授)
・講演② 「早稲田はばたく次世代研究者支援プログラムの取組 ―キャリア初期研究者が挑戦し続けられる環境を目指して―」
井上 素子(早稲田大学 研究戦略センター 准教授)
(本プログラムは第一三共株式会社「はばたく次世代」応援寄付プログラムの支援を受けています。)
・質疑応答・パネルディスカッション
・ 閉会挨拶 桑名正隆(日本医科大学 副学長(研究・産学連携担当)/学校法人日本医科大学 研究統括センター長)
■講演者/講演内容紹介
吉岡(小林)徹先生 (一橋大学 イノベーション研究センター 准教授)
2005年大阪大学法学部卒業、2007年同法学研究科修了。同年より2012年まで株式会社三菱総合研究所にて科学技術政策の調査・研究を担当。2015年東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻修了。同年一橋大学イノベーション研究センター特任講師、2016年から2019年まで東京大学大学院工学系研究科特任助教。2019年より現職。
【講演タイトル】研究大学における博士人材を取り巻く現状
【講演要旨】
博士課程学生やポスドクは不遇である、との言説は日本に限らず広く存在するが、本当に理不尽なまでに不遇なのであれば、本来、博士課程に進むべき者がそのキャリアを選ばなくなり、自然に調整されるはずである。日本に限ってはそうなっている面があるかもしれないが、先進国や新興国では博士課程進学者は増え続けている。なぜ不遇なキャリア選択をしているように見える現象がおきているのか。研究大学の博士課程学生は世界的な競争にされされているため、研究、自己のキャリア形成、そして生活の維持で悩み、不安を感じることは世界的に共通ではあるが、それぞれの国、それぞれの学術分野、さらには、機関によって、博士課程学生やポスドクの不安の緩和と、組織としての研究パフォーマンスを向上するための施策が取られている。本報告では、米国、英国、北欧、オーストラリアなどの研究大学の事例を中心に、博士課程学生やポスドクの位置づけ、研究室を超えた雇用・研究体制、能力開発の考え方やプログラムなど、近年の博士人材育成の動向を紹介する。併せて、日本の博士課程のキャリア選択の現状も紹介し、不遇な博士人材の発生は特定分野固有の現象となりつつあることも紹介する。
井上素子先生(早稲田大学 研究戦略センター 准教授)
2001年筑波⼤学芸術専⾨学群卒業、2003年同⼤学院博⼠課程⼈間総合科学研究科芸術学専攻(5年⼀貫制)修⼠取得中退、2014年同⼤学院博⼠後期課程芸術専攻修了。博⼠(芸術学)。国⽴⽂化財機構東京国⽴博物館等にて調査研究に従事した後、2018年より東京⼯業⼤学にてURA。2025年4⽉より現職。
【講演タイトル】早稲田はばたく次世代研究者支援プログラムの取組 ―キャリア初期研究者が挑戦し続けられる環境を目指して―
■申込方法
事前申込制
申込締切:2026年8月28日(金)
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勉強会という趣旨から申込フォームの質問に回答のご協力をお願いしています。
主 催:早稲田大学研究戦略センター/日本医科大学
世話人:丸山浩平、井上素子、松永康、一之瀬貴(早稲田大学研究戦略センター)
坂井敦、松村智裕、國村有弓(学校法人日本医科大学研究統括センター) /日本医科大学事務局研究推進部
【問い合わせ】
研究戦略センター事務局
Email:[email protected] Tel: 03-5286-1975








