早稲田大学PI飛躍プログラム(WASEDA research acceleration program for early-stage principal investigators)
早稲田大学では本学の次世代を担う初期段階のPI※を重点的、かつ総合的に支援する「PI飛躍プログラム」を実施しております。プログラムの概要については、WASEDA Research Portal内に掲載しております公募要領をご参照ください。
※PI(Principal Investigator):独立した研究室を主宰する研究者
※本プログラムでは、原則として博士学位取得後15年以内を対象
本プログラムでは、失敗を恐れず、普遍的な知や社会的な価値の創造に資する挑戦的・独創的な研究に果敢に取り組み、独自分野の開拓を目指すPIを支援対象とし、研究者として世界に飛躍することを全学的に後押しすることを目的としています。効果的な支援制度になるよう、PIのニーズを丁寧に把握したテーラーメイド型の支援を行うことがこの制度の特長です。
主として支援対象者の研究活動を促進するための環境整備等に充てることを想定した研究促進費を助成し、支援対象者が別途確保している、あるいは確保する予定である研究費とのシナジー発揮により、研究の加速・発展を図ります。また、要望に応じて、支援対象者の専門分野をカバーする学内教員等で構成されるアドバイザー数名によるチームが、国内外の研究ネットワークの拡大や国際共同研究の企画・提案、大型の外部研究資金への提案等に係るアドバイスを適宜行います。かつ、アドバイザーとは別に、リサーチイノベーションセンター研究戦略セクション専任教員(URA※)が競争的な大型の外部研究資金の提案、産学連携の推進等について伴走支援します。
※University Research Administrator
4回目となる今回の公募では、13名から申請がありました。活動計画書等に基づく書面審査、および申請者のプレゼンテーション・質疑等に基づく面接審査の結果、次代を担い、今後の本学の強みとなることが期待でき、独自の研究分野に果敢に挑戦する4名のPIを支援対象として選出しました。
今後も「世界で輝くWASEDA」を実現するために、中長期的、かつ戦略的に本学の研究の国際的なプレゼンスを高められるような研究者支援策を検討、実施していきます。
2025年度 支援対象者
2025年度公募では、以下の通り4名を採択しました(敬称略、五十音順)。
◆ガーニエ大蔵 奈々 准教授(国際学術院)
研究課題名:少子化日本における不妊、生殖補助医療、家族の多様化に関する研究
◆関根 和生 准教授(人間科学学術院)
研究課題名:身振りの発話促進機能に関する研究:行動・生理指標からの検討
◆セドン ジャック 准教授(政治経済学術院)
研究課題名:コモディティ価格報告機関の政治経済学
◆中村 智栄 准教授(テニュアトラック)(国際学術院)
研究課題名:視線・脳波計測および計算モデルによるバイリンガル認知の解析
※支援期間:2025年4月1日~2028年3月31日(3年間)
※各採択者の研究内容や今後の展望等については、後日インタビュー記事を掲載予定です。