大学等コアリション第6回イノベーションWGシンポジウムを 11月 26 日(火)に国際連携・協力WGと共同で開催いたしました。対面とオンラインのハイブリッド開催となり、約160名が参加しました。
カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション(以下、大学等コアリション)は、文部科学省、環境省、経済産業省が主導し、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、国、自治体、企業、国内外の大学等との連携強化を通じ、その機能や発信力を高めるための大学等間ネットワークです。約200の大学が参画しており、本学は研究開発と社会実装の推進の取り組みをおこなうイノベーションWGの幹事機関の一つとして参加しております。
イノベーションWGでは、これまで産学官民連携強化のための体制整備をミッションとし、
① 各大学等での既存の取り組みを共有、展開、拡大
②大学のシーズと企業のニーズマッチングによる共同研究の加速とその成果の地域での実証と社会実装
③未来社会像からのバックキャストに基づく課題抽出とその解決に向けた研究開発の推進
に取り組んでまいりました。
シンポジウムでは、カーボンニュートラルに向けた技術的、社会的課題を明確化するとともにその解決に向けた様々な取り組みを講師の先生方からご紹介いただき、グローバルな視点も交えて今後のWGの活動をどのように活性化すべきかを議論しました。
【開催概要】
日時:2024年11月26日(火)13:00〜17:00
形式:オンライン(Zoomウェビナー)
主催:大学等コアリション イノベーションWG
共催:国際連携・協力WG
チラシ:https://waseda.box.com/shared/static/vtgvsysxrezkw0z08iumzihmj22s7cad.pdf
【プログラム】
■13:00 開会
・開会挨拶
須賀晃一 早稲田大学副総長
・来賓挨拶
田村嘉章 文部科学省 研究開発局 環境エネルギー課 課長補佐
小笠原憲二 経済産業省 イノベーション・環境局 大学連携推進室 室長補佐
居﨑時江 環境省 大臣官房総合政策課 環境教育推進室 室長補佐
■13:20-14:55 第一部 『カーボンニュートラル実現に向けた技術的な取組と社会システム変革』
司会:島岡未来子 早稲田大学 研究戦略センター 教授
・基調講演
(1)「カーボンニュートラル実現に向けた現状と今後の動向」【発表資料】
関根泰 早稲田大学先進理工学部 教授/研究戦略センター所長
(2)「サーキュラーエコノミーに対する期待と課題」【発表資料】
所千晴 早稲田大学創造理工学部 教授/創造工学部長・創造理工学研究科長
(3)「脱炭素に向けた世界の動きとサーキュラーエコノミー」【発表資料】
森本英香 早稲田大学法学部 教授
・パネルディスカッション(敬称略)
モデレータ:関根泰
パネリスト:所千晴、森本英香
■15:10-17:00 第二部 『産学官民連携と国際的展開』
司会:城谷和代 早稲田大学 研究戦略センター 准教授
・事例紹介
(1)「産総研のカーボンニュートラル関連技術開発における企業・地域・国際との連携について」
【発表資料】
松岡浩一 産業技術総合研究所 エネルギー環境領域 副領域長
(2)「大学の役割と期待:CN大学等コアリション国際連携・協力WGの活動と大学支援フォーラムについて」
【発表資料 ※一部のみ】
山内太郎 北海道大学 環境健康科学研究教育センター センター長/大学院保健科学研究院 教授
(3)-1「JST先端国際共同研究推進事業(ASPIRE) について」
箕輪大 科学技術振興機構 国際部 副調査役
(3)-2「ASPIREで研究者に期待すること」
菅野了次 東京科学大学 特命教授 全固体電池研究センター長
【(3)-1・(3)-2発表資料】
(3)-3「ASPIREにおける活動事例について」【発表資料】
大久保將史 早稲田大学先進理工学部 教授
・パネルディスカッション
モデレータ:近藤道雄 早稲田大学研究戦略センター 教授
パネリスト(敬称略):松岡浩一、山内太郎、菅野了次、大久保將史
■17:00 閉会
・閉会挨拶
喜多隆 神戸大学 教授、副学長
末信一朗 福井大学 理事・副学長
山内太郎 北海道大学 総長補佐