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2023年度 早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD 授与式

2024年2月1日、早稲田大学大隈会館にて、早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD 授与式が行われました。
本学では、独創的研究の推進と国際的な情報発信力の強化を目的として、大型研究プロジェクト推進(Large Research Project)と国際研究発信力(High-Impact Publication)の部門で研究者を表彰しています。

田中愛治総長より祝辞が述べられ、若尾真治研究推進担当理事が本学の研究活動についてさらなる国際的な活躍を期待すると述べました。表彰は田中総長より一人ずつ手渡されました。

受賞した研究者と受賞のコメントは以下の通りです。詳しい研究内容は各リンク先または「2023年度早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD の受賞者が決定」をご参照ください。

大型研究プロジェクト推進(Large Research Project)(50音順)

※前年度実績に基づく

川西 哲也 教授(理工学術院)

研究課題名:サイバーフィジカルインフラに向けた高信頼シームレス アクセスネットワークに関する研究開発

コメント: テレビ会議やクラウドを使って、物理的距離を超えた人と人のやりとりが可能となりつつあります。他方、交通システムや電力ネットワークなどの社会インフラの維持・管理には現場での数多くの作業が必要とされています。本研究プロジェクトでは、インフラのための装置や設備とのあいだの通信手段を開発します。サイバーフィジカルシステムにより設備の健全性を常時モニタすることで、定期的な検査に比べて、経済性と安全性の両立が可能となります。限られた人員での社会インフラの維持・管理に貢献することを目指しています。今回の受賞を励みに社会実装に向けた研究開発に努めたいと思います。本プロジェクトにはデバイスからアプリケーションまで広い分野の研究者に参画いただいております。この場をお借りして関係者に皆様に感謝申し上げます。
関根 泰 教授(理工学術院)

研究課題名:革新的多元素ナノ合金触媒・反応場活用による省エネ地域資源循環を実現する技術開発

コメント:このプロジェクトでは、バイオ系資源から、水素・グリーンLPGなどの有用なエネルギーを生み出すための高度な触媒開発を狙いとしています。次世代コンピューティングとオペランド分析、そして非在来型の反応場制御によって、バイオ系資源を効率よく転換することで、カーボンニュートラル実現と未来のエネルギー確保に貢献し、早大のプレゼンスを高めてまいります。早大先進・応化・関根グループが生み出す新しい技術に今後もご期待ください。

国際研究発信力(High-Impact Publication)(50音順)

アニア マイケル 准教授(任期付)(スポーツ科学学術院)
Comment: I am honored to receive the award for International Research Dissemination from Waseda University. In the four years since I started work in the Faculty of Sport Sciences I have worked hard to develop my research agenda and to publish internationally relevant findings that connect with real-world problems. My work is interdisciplinary and often includes applied and mixed methods approaches that aim to elucidate the complex associations between aging, physical activity, and urban environment. The recent Tokyo Olympics provided a fruitful context for studies concerning how urban environmental change potentially influences physical activity behavior in a super-aged society. With this award, Waseda University has shown a commitment to diversity, inclusion, and a global approach to education, which is inspiring. I wish to thank the Waseda University Research Award committee and President Tanaka for their commitment to internationalization and best-practice research.

<研究内容紹介>

 

シモセラ エドガー 准教授(理工学術院)
コメント:この度は大変名誉ある賞をいただき、ありがとうございます。コンピュータグラフィックスとコンピュータビジョンの交差点に焦点を当て、人間の相互作用とコンテンツ創造に焦点を当てる研究です。アートは文化の重要な一部であり、最先端の機械学習技術を用いてアート等のコンテンツ作成をどう支援すればよいのかが主なリサーチクエスチョンです。現在までの研究成果は国内・外の研究者の方々、そして学生の皆さんの協力のおかげです。
今回の受賞を励みにして、今後さらなるコンピュータグラフィックスの研究に取り組んでいきたいと考えております。

<研究内容紹介>

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仲道 祐樹 教授(社会科学総合学術院)
コメント:この度は、このような栄誉ある賞を受賞することができ、大変光栄に思っております。これまでご指導をいただいた先生方に心より御礼を申し上げます。法律学は自国法の研究が中心となりますので、どうしても国際的な研究の発信が二の次になる分野です。そのような中でも、日本法に関心を持ってくださる海外の法律家や、刑法の基礎理論を共通言語として私に知的なインスピレーションを与えてくださった研究者のみなさまに、なにがしか寄与するところがあればと思い、海外への発信を続けてまいりました。
今回、リサーチアワードを頂戴したことをうけ、今後も一層努力をしてまいりたいと存じます。ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

<研究内容紹介>

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ベナサリオ ベルルッキ アントニオ 助手(政治経済学術院)
コメント:この度早稲田大学リサーチアワードをいただき大変光栄に存じます。本学修士課程入学現在に至るまで、先進民主主義国の政党競争投票行動などの研究に取り組んで参りました。今回受賞という栄誉をいただけたのは、指導教員の先生方のご指導ご鞭撻や同僚らとの切磋琢磨の賜物です。研究のみならず、人間的に成長できる環境を与えてくださった早稲田大学関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今回のリサーチアワード受賞を励みとして、今後の研究にも邁進してまいります。この度は誠にありがとうございました。

<研究内容紹介>

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水内 良 講師(専任)(理工学術院)
コメント:この度は大変名誉ある賞を受賞し、誠に光栄に存じます。これまでご指導やご助言を賜りました先生方、一緒に研究を進めてくださった皆様、また選考委員の皆様に心より感謝申し上げます。私たちは「生命がどのように誕生したのか?」という疑問に答えるため、非生命である単純な分子が生命へと進化する過程を実験的に再現しようとしています。これらの基礎的研究は生命の起源や初期進化を理解し、また生命とは何かを追究するために本質的に重要であると信じています。今回の受賞を励みに、今後は一層研究活動に邁進していく所存です。引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

<研究内容紹介>

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山城 一真 教授(法学学術院)
コメント:このたびの受賞を光栄に存じております。社会の変化に伴い、民法も様々な対応を迫られていますが、私自身は、これまでのところ、古典的・理論的な問題に関心を寄せてきました。質実な基礎研究があってこその応用だと考えるからです。その一環として、私は、フランス法の研究にも取り組んで参りました。国外の研究者との意見交換は、上のような関心を満たし、研究活動に充実をもたらしてくれたと実感しております。このたびの表彰には、こうした取組みへの励ましの意味があると受け止めていますが、今後とも研鑚に努め、学術の発展に微力を尽くして参りたいと念じております。最後に、私の研究を支えてくださる学内外の同僚に対して、心から感謝申し上げます。

<研究内容紹介>

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