早稲田オープン・イノベーション・エコシステム挑戦的研究プログラムを創設
博士後期課程学生は日本の科学技術・イノベーションの将来を担う存在ですが、経済的負担が大きいことや産業界とのミスマッチ等により、博士後期課程への進学率は減少傾向にあります。このような状況を打破すべく、早稲田大学は博士後期課程学生支援プロジェクト「早稲田オープン・イノベーション・エコシステム挑戦的研究プログラム(W-SPRING)」の創設を提案し、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」に採択されました。次世代研究者の育成を軸として本学の大学院改革を一層推進し、オープン・イノベーション・エコシステムの実現と日本の産業競争力強化への貢献により、世界に伍する研究大学としての歩を進めて参ります。
早稲田オープン・イノベーション・エコシステム挑戦的研究プログラム 概要
科学技術・イノベーションの将来を担い、産業界での活躍あるいは自身の研究成果やアイデアの社会実装に意欲ある優秀な博士学生に対し、経済的支援とキャリア開発・育成コンテンツの提供を行います。対象分野をグリーンイノベーション、ライフイノベーション、デジタルイノベーション、ソーシャルイノベーションのいずれかとし、当該分野の博士学生支援を図ります。新たな時代を切り拓く博士教育の充実と社会ニーズに応え得る独創的研究の推進、育成した博士人材の産業界での活躍と高付加価値製品・サービスの創出による社会還元、産学連携による研究競争力の強化を通し、魅力ある博士課程の実現と博士人材の増加、さらなる研究力強化に至るオープン・イノベーション・エコシステムの確立を目指します。
【対象者】 本学の博士後期課程1~3年、一貫制博士課程3~5年に在学する者
【人数】 最大180人/年(各学年60人程度)
【支給期間】最大3年間(博士後期課程3年/一貫制博士課程5年まで)
【支援額】 生活費相当額220万円/年または240万円/年、および研究費50万円/年 ※半期の場合は半額
【募集】 2021年度秋の募集ページはこちら:日本語/English
JSTのSPRING事業 概要
次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)は、博士後期課程学生による挑戦的・融合的な研究を支援し、優秀な博士人材が様々なキャリアで活躍できるように研究力向上や研究者能力開発を促す事業です。
【A日程での応募件数】53件
【A日程での 採択件数】40大学(国立大学:29件、公立大学:2件、私立大学:9件)
【関連情報】JST次世代研究者挑戦的研究プログラムの選定結果