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2018年度 早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD 表彰式

2019年2月4日、大隈会館で、早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD 表彰式が行われました。本学では、独創的研究の推進と国際的な情報発信力の強化を目的として、大型研究プロジェクト推進(Large Research Project)と国際研究発信力(High-Impact Publication)の部門で研究者を表彰しています。

表彰式では、長崎潤一教務部副部長により開式がなされ、田中愛治総長より祝辞が述べられました。笠原博徳副総長が本学の研究活動について、さらなる国際的な活躍を期待すると述べました。表彰は田中総長より一人ずつ手渡され、固い握手を交わしました。
同時に、ティーチングアワード総長賞の授賞式も開催され、祝賀会では、各受賞者たちが分野を超えて歓談をする姿がありました。

なお、受賞した研究者と受賞のコメントは以下の通りです。詳しい研究内容はそれぞれのリンクか、または「2018年度 早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD の受賞者が決定」のニュースをご参照ください。

大型研究プロジェクト推進(Large Research Project)(50音順)

※前年度実績に基づく

大木 義路 教授(理工学術院総合研究所)

研究課題名:電気・計装設備の長期健全性評価技術調査研究

コメント:電気・計装設備は、多くの施設において、その安定・安全な稼働の要となっています。その電気・計装設備の寿命を決めているのは多くの場合、電気の絶縁の為に使われている高分子材料です。本研究は、このように大切な高分子材料が、「何故、どのように劣化してゆくのか」を明らかにし、「劣化の徴候を事前に知る方法」を見つけることを目的としています。お蔭様で、良い研究パートナー、関連企業の方々、そして何よりも真面目に実験をしてくれる多くの学生さんなどに恵まれておりますので、何とか期待に応えられるよう頑張っていきたいと思っています。

高西 淳夫 教授(次世代ロボット研究機構)

研究課題名:極限環境下での高いアクセシビリティを持つ 脚型ロボットの開発

コメント:今ではマスメディアで毎日のように登場する人間型ロボットの研究は,本学理工学部の加藤一郎教授によって1960年代に世界で初めて行われました。現在では家庭用や産業用のロボットの他にも医療教育用の患者シミュレータなどが市場投入されています。本学で培われたその技術を災害救助用ロボットに全面活用したのが,今回受賞の研究テーマです。本学教員・学生だけでなく多くの他機関・企業の方々のご協力も得て、基本部分が完成しつつあります。受賞を契機に更なる機能向上とともに実用化に繋げたいと思います。最後に4年半に亘って本研究チームのリーダー役を果たされた明治大学の橋本健二准教授のご貢献に心から感謝いたします。

巽 宏平 教授(情報生産システム研究センター)

研究課題名:自動車向けSiC耐熱モジュール実装技術の研究開発

コメント:ハイブリッド自動車や電気自動車へのシフトが進展する中で、自動車用のインバータ装置の高効率化、小型化、低コスト化がますます重要視されています。本プロジェクトは、従来のSiにかわるSiCパワー半導体を使用し、新たな接続技術と実装設計により、高効率かつ250℃の高温での動作を可能とするインバーターモジュールの開発を目的としています。推進体制は産・官・学の参画機関が密接に協力し、メンバーが大変熱意をもって取り組んでいただいているおかげで、実用化に向けた研究開発が進展しています。さらなる自動車の省エネ化のみならず、太陽電池などのエネルギー変換デバイスの長期信頼性にも貢献できる技術として期待されています。

林 泰弘 教授(スマート社会技術融合研究機構)

研究課題名:汎用的な実証基盤体系を利用したシナリオ対応型分散協調EMS実現手法の創出

コメント:本研究は、数万世帯規模の実都市をスマートシティの対象として、電気自動車や太陽光発電や蓄電池などが接続される住宅の電力を最適制御可能な次世代住宅エネルギー管理システム(HEMS)と、これらが多数接続される地域の配電ネットワークの面的な電力安定供給を効率的に担う中央制御型の次世代配電ネットワークエネルギー管理システム(GEMS)とを相互の情報連携で協調制御可能な地域全体の新たなエネルギーマネジメントの実現手法開発を目指しています。開発手法の導入により、スマートシティ全体の発電・消費・蓄電のエネルギーを全体最適でマネジメントすることで、太陽光発電や電気自動車の導入可能量の拡大効果、CO2排出量削減効果、送電損失削減効果、電力品質改善効果など、スマートシティの多面的なエネルギー機能評価と改善が可能になります。多くの本研究プロジェクト関係者に心より感謝申し上げます。

由良 敬 教授(任期付)(理工学術院)

研究課題名:創薬等ライフサイエンス研究を促進する研究支援とデータサイエンス

コメント:本研究は、ライフサイエンス研究の成果を医薬品等の実用化につなげることを目的として、日本の多くの生命科学研究者が参加する「創薬等先端技術支援基盤プラットフォーム」の一部門として採択されました。生命科学分野を含むありとあらゆる分野において、計測技術の発展により、時空間スケールにわたる大量データが産出されるようになりました。それらのデータをうまく利用することがデータサイエンスに求められています。本研究では、生命科学のビッグデータから、どのようにして有用な情報を抽出するのか、またそれらのビッグデータをどのようにして保存していくのかを研究します。産出される多くのデータを無駄にすることなく、ライフサイエンス研究成果の実用化につなげていくことが期待されています。

国際研究発信力(High-Impact Publication)(50音順)

青木 隆朗 教授(理工学術院)

コメント:この度は素晴らしい賞をいただき、大変光栄に存じます。研究にあたりご支援いただきました応用物理学科、物理学科の先生方、国内外の共同研究者の方々、ともに研究を進めてきた学生の皆様に厚く御礼申し上げます。量子光学を中心とした光・量子科学分野は、基礎物理学の探求と次世代技術への応用の両面において、今後さらに大きな発展が見込まれます。それに少しでも貢献できるよう、今回の受賞を励みに、より一層精進して参ります。

石井 裕之 准教授(理工学術院)

コメント:この度、早稲田大学リサーチアワードをいただき、この上ない喜びと感じるとともに、大変光栄に存じております。
まずはこの場をお借りして、これまで一緒に研究に取り組んできました共同研究者の皆様と研究室の学生に御礼を申し上げさせて頂きたいと思います。
ラットと移動ロボットのインタラクションに関する研究は、自分が卒業論文研究以来、15年以上に渡って取り組んできた研究課題となります。
今回の受賞は、継続することの重要性を改めて認識する良い機会となりました。
今後も、研究室のメンバーとともに、より豊かな社会の実現に資するロボットの研究開発に邁進していきたいと考えています。

稲村 一隆 准教授(政治経済学術院)

コメント:学生の頃にはじめた研究が評価され、とてもうれしく思っています。多くの人からのコメント、批判、支援をもとに研究が発展したので、そうした方々に大変感謝しております。評価対象となった拙著はアリストテレスの正義論を応報・互恵性の観点から読み解いてみるという非常に狭い範囲の研究ですが、社会規範を応報・互恵性の観点から分析するのは、実験政治学・経済学、国際関係論、法学、文化人類学、進化生物学でも近年盛んに研究されているので、そうした分野とも関連づけて、研究の波及効果を高めていく所存です。

上田 路子 准教授(政治経済学術院)

コメント:私が自殺に関する研究を始めた2010年頃は、日本における自殺者の数は毎年のように年間3万人を超えており、そのような悲劇的な状況をなんとか改善したいという思いから自殺に関する研究を始めました。 自殺は決して個人だけの問題ではなく、社会的な取り組みで防げる自殺があるということを我々の一連の研究成果は強く示唆しています。今回の受賞をきっかけに自殺問題への皆さまの関心が高まり、自殺予防活動への理解が少しでも深まるならば幸いです。また、これまでの研究成果は決して私一人で出したものではなく、本学の同僚、学内外の共同研究者、事務的補助をしてくださる方々、そして大学院生のサポートなしには達成できないことでした。ここに記して感謝申し上げます。

神前 裕 准教授(文学学術院)

コメント:このような賞をいただき大変光栄に存じます。文学部では珍しく動物を扱う実験系の研究ですが、動物の学習・記憶・行動のメカニズムを心理/神経レベルで解明しようと研究を続けています。昨年度着任した当初は設備・装置の類が何もなく、文字通りゼロからのスタートでしたが、それからおよそ2年間、よく分からぬまま私のゼミに入ってきた(きてしまった?)第1期生たちとともに、毎日装置を作り、セットアップをしながら、「まずはあるもので実験をする」という姿勢で研究をして参りました。そして現在、ようやく研究も軌道に乗りつつあり、また最初のゼミ生たちを彼らの力作ばかりの卒論とともに送り出そうという時期に、こういった賞をいただけることは、大変励みになります。頑張ってきたゼミ生たちを代表してこの賞をいただくつもりです。今後も、早稲田から世界へ通じる研究を発信するため、ますます研究に精進して参ります。

杉目 恒志 講師(任期付)(高等研究所)

コメント:栄えある賞を受賞でき大変光栄です。導電性基板上の高密度カーボンナノチューブを見た時の驚きは今でも忘れられません。私の故郷、北海道で空から舞い降りた雪の結晶の美しさを知った時のような感動を覚えました。ナノカーボンを含むナノ材料の優れた特性を産業や医療などで応用していくには課題がまだ多く存在し、困難な未来が予想されます。しかし多くの研究者の努力によって技術が進歩し、当たり前のように使われる未来が来るでしょう。私もその一人として、この受賞を機に一層研究に邁進し、世界に広く発信していきたいと思います。日頃からお世話になっております多くの関係者の方々、学生時代から支えて頂いた皆様に厚く御礼申し上げます。

バックハウス ペート 教授(教育・総合科学学術院)

コメント:When students consult me about possible research topics for their projects, I tend to tell them that they should first of all try to figure out for themselves what interests them most. Although some topics will always be trendier than others, the most important thing is to do something you really want to do. I personally have always tried to follow this maxim, and I am very grateful for seeing this acknowledged by the present award.

浜野 正樹 准教授(政治経済学術院)

コメント:早稲田の政治経済学術院には、様々な分野に渡って本当にたくさんの優秀な若手研究者がいらっしゃいます。その中からこのような賞を今回頂いて大変光栄です。昨今、グローバル化した世界を語る上で 為替レートや経常収支といった概念は 欠かせないものとなっています。これをきっかけに国際マクロ経済学、国際金融論、国際貿易論といった分野にもっと光が当たり、議論がより活発になるきっかけになれば望外の喜びです。今後とも賞の名に恥じないよう、研究に教育に研鑽を積んでまいりたいと思います。

藤枝 俊宣 准教授(任期付)(高等研究所)10/31転籍

コメント:早稲田大学に赴任してから取り組んできた研究内容が、このような栄誉ある賞として評価されたことを大変光栄に存じます。
研究は決して独りできるものではなく、本学の先生方、国内外の共同研究者、所属学協会の関係者、そして、研究室のスタッフ・学生諸君のお力添えがあってこそのものです。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
超高齢化社会を迎えた我が国にとって、人々の健康医療を支え、生活の質を向上させるバイオマテリアルの研究開発は極めて重要です。医療の最前線に大学の基礎研究を一日も早く届けられるよう、引き続き研究活動に邁進する所存です。今後とも皆様の御指導、御鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

ブレーム ウィリアム 講師(任期付)(高等研究所)

コメント:It is an honor to receive the Waseda University Research Award (high impact publication). I am humbled by this recognition. The Waseda Institute for Advanced Study has provided me an enabling environment that has made possible my research activities across five countries. In addition, much of my research would not exist were it not for the tremendous commitment and intellectual support of my research collaborators around the world. This award is as much theirs as it is mine.

ホフマン レト トーマス 准教授(任期付)(高等研究所)

コメント:It is a great honor to be a recipient of the Waseda Research Award and to join past recipients whose work has made an impact on the scholarly world and beyond. I am pleased that the field of history is recognized as important by the University. History is a lodestar for our global society, as it helps us define who we are and how we want to confront the challenges ahead. It has been a pleasure to contribute to these debates through my research and I would like to thank all those who have assisted me in the process.

宮下 政司 准教授(スポーツ科学学術院)

コメント:この度、名誉ある賞をいただき、光栄に存じます。運動・スポーツを科学的な視点で学びたく英国に留学し、当時、ご指導くださった恩師の研究者としての資質だけでなく、教育者としての丁寧な指導法を尊敬し、その後もその教えを胸に研究・教育活動を続けてまいりました。まだまだ駆け出しの研究・教育者の私をいつも支えてくださる恩師をはじめ国内外の共同研究者、スポーツ科学学術院の先生方に厚く御礼申し上げます。また、私を信じて、一緒に研究に取り組んできた卒業生・修了生や取り組んでいる現役学生および研究員の尽力に感謝します。いただきました賞を糧に、さらに良質な研究成果を世界に向け発信することで、多くの国内外の学生や研究者が当研究室の門戸を叩きたいと思っていただける研究室を作り上げていきたいと思っています。最後にどんな時も理解して支えてくれる家族に感謝します。

望月 維人 教授(理工学術院)

コメント:この度はこのような賞をいただき大変光栄に存じます。これまで御指導いただいた学内外の先生方や先輩方、日々の研究・教育活動にご支援いただいている応用物理学科と物理学科の先生・職員の皆さま、また様々な研究活動をサポートしていただいている本学関係箇所の先生・職員の方々に心より感謝を申し上げます。たくさんの方々に支えられ、毎日とても楽しく、研究と教育に充実した日々を過ごしております。研究者は決して人に褒められるために研究をやっているわけではありませんが、それでもこのような形で評価していただき、表彰していただくと大変励みになり、より一層やる気と元気が湧いてきます。毎日頑張っている研究室の学生と一丸になって、これからも益々明るく、楽しく、全力で理論物性物理学の研究と教育に取り組んでいこうと思います。

横手 康二 助教(政治経済学術院)

コメント:この度はリサーチアワードを頂き大変光栄に存じます。ゲーム理論は、人々が相互に影響を与え合う状況を分析する理論です。人々にとって望ましい状況を見極め、それを実現する仕組みを構成する研究を進めて参りました。これまでの公刊論文や海外の研究者との共同研究を本学にて評価して頂き、嬉しく感じております。ご指導をして下さった先生方、在外研究をサポートして下さった方々に、厚くお礼申し上げます。受賞を励みに、今後も研究の発信に努めて参ります。

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