渋谷スクランブルスクエアを拠点として、新たなイノベーションの創出・クリエイティブ人材の育成を行います
東京急行電鉄株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東京地下鉄株式会社の3社は、2019年度開業予定の大規模複合施設「渋谷スクランブルスクエア 第Ⅰ期(東棟)」(以下、本施設)の開発を推進しています。
今般、3社が共同で設立した本施設の運営者「渋谷スクランブルスクエア株式会社」、東京大学、東京工業大学、慶應義塾大学、早稲田大学、東京都市大学の6者は、産学連携でのイノベーション創出や発信およびクリエイティブ人材の育成を目的に、連携事業協定(以下、本協定)を2018年7月11日に締結しました。
本協定の取り組みである「(仮称)渋谷SCSQイノベーションプロジェクト」では、本施設15階に計画する約2,600㎡の産業交流施設を拠点とし、渋谷駅を結節点とする交通機関の沿線に立地する5大学と連携します。大学に集積された知と、渋谷の多種多様なユーザーや民間企業のノウハウなどを組み合わせ、社会課題解決に向けた取り組みや情報モビリティなどの分野において社会実装を行います。このような社会との双方向の交流を通じて、技術分野を超えた新しい発想による知の融合、新しいビジネスモデルの創出、ユーザー目線のアイデアと技術的知見との融合を目指します。
今後も本施設および産業交流施設の開業に向け、産学連携の活動として、大学関係者等による研究発表・プロジェクト紹介やセミナー、ワークショップなどのプレイベントを実施するとともに、渋谷におけるさらなるオープン・イノベーションの実現に向けた検討を推進していきます。
渋谷の地域特性
渋谷駅は、4社9路線の広域な鉄道ネットワークとともに都内最大級のバスターミナルを有する大規模ターミナル駅として、交通利便性を背景に商業・業務機能を中心に発展してきました。近年においては音楽、ファッション、映像などのクリエイティブ・コンテンツ産業やIT企業の集積が進んでおり、独自の文化や産業を形成・発信しているほか、世界中から非常に高い注目を浴び、国内外から多くの観光客を惹きつけています。
渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期(東棟)では、渋谷駅を結節点とする交通機関の沿線に立地する東京大学、東京工業大学、慶應義塾大学、早稲田大学、東京都市大学を中心に、渋谷に集まる多種多様なユーザーや企業などと連携した新たな共創拠点を設置することで、渋谷ならではの地域特性を活かして、イノベーション立国に貢献していきます。
位置図
「(仮称)渋谷SCSQイノベーションプロジェクト」プレイベント概要
連携イベント第一弾として、5大学教員、行政関係者、投資家などが登壇し、“渋谷ならではのイノベーション”をテーマとしたパネルディスカッションを開催します。
- タイトル:「マチとダイガクの交差点(スクランブル)~渋谷から未来を創り出そう~」
- 日時:2018年7月19日(木)18:30-21:00(開場18:00)
- 会場:渋谷ヒカリエ8/COURT
- 登壇者:澤田伸 渋谷区副区長、鎌田富久 TomyK代表/ACCESS共同創業者、内山春彦 DBJキャピタル株式会社取締役投資部長、池内与志穂 東京大学生産技術研究所准教授、妹尾大 東京工業大学工学院教授、南澤孝太 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科准教授、高口洋人 早稲田大学創造理工学部建築学科教授、西山敏樹 東京都市大学都市生活学部准教授、野村幸雄 渋谷スクランブルスクエア(株)ディレクター
- モデレーター:林千晶 (株)ロフトワーク代表取締役
- 入場料:無料(事前申込制、先着順)
- 詳細:特設サイトより申し込みいただけます。