温暖化や社会インフラの老朽化に伴い、自然災害や人工物災害のリスクが高まっており、災害予防、災害低減化、災害対応の必要性・重要性が急激に増加しています。しかし、これらのタスクや作業環境は危険かつ過酷であり、人による対応には限界があります。特に日本では、少子高齢化による若手人材の不足に加え、災害に対応するコストが急増していることから、ロボット技術の導入に期待が寄せられています。
また、少子高齢化は、災害時のみならず、福祉・医療、家庭、工場など様々な場面での人手不足を引き起こしており、人支援やサービスが可能なロボットのニーズが高まっています。すなわち、ロボットの汎用性を活かして平時と災害時のあらゆる場面で活躍可能な「フェーズフリーロボット」が有用であり、フェーズフリーロボットの普及により大きな経済的効果が得られると考えられます。
そこで、本拠点では、無限定な環境・タスクに対応できるようなフェーズフリーロボットのハードウェアと知能化技術の研究開発を行うとともに、倫理なども含めた社会受容性を考慮したフェーズフリーロボット社会実装の方法論確立を目指します。
理工学術院・教授 菅野 重樹
2025年度