Waseda University Intercultural Communication Center (ICC)早稲田大学 ICC(異文化交流センター)

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ICC企画者レポート:アリババが可能にする新たな「あたりまえ」

M.W.(学生スタッフリーダー)

2018年12月12日に開催されましたトークセッション「アリババグループがつなぐ日本と世界 Make it easy to do business anywhere」企画者のM.W.です!本イベントでは学内外から沢山の参加者にお越しいただいて、とても嬉しかったです!

私がこの企画を思い立ったきっかけは短期留学で北京を訪れた体験です。いま日本で大ブームのタピオカミルクティー(珍奶)は私も大好きです。中国では日本より安い値段で売られているので留学中、毎日のように飲んでいました。

ある日、お店で珍奶を購入しようとした際、店員にお金を渡した後、「レジに現金がないからおつりを返せない」と言われました。幸いにも周りにいたお客さんに代わりにスマホで払ってもらい、後でお金を渡すことで珍奶を手に入れることが出来ました。もし周りの方が助けてくれなかったら、長い間並んでいたのにかかわらず、他の場所で両替しに行かなくてはなりませんでした。この体験がある意味トラウマになり、私はいつもお会計の前に「我会付現金!」(現金で払います!)と店員さんに事前に伝えておき、現金支払いが可能かを確認するようにしていました。

私は中国のスマホ決済の普及がここまで進んでいるとは予想していませんでした。現金支払いが主流の日本でスマホ決済している人を見たら、「すごい!」「かっこいい!」と思ってしまいますよね?(笑)でも中国では生活の中に完全に溶け込んでいる文化なのです。北京での経験から私の「あたりまえ」と中国の「あたりまえ」の違いを明確に気づかされました。そして本イベントでの田中様のお話からも私は「あたりまえ」について考えされられました。

ゲストスピーカーの田中副社長

アリババはスマホ決済以外のサービスにおいても様々な新しい「あたりまえ」を実現させてきました。例えば、インターネットを通じた24時間365日、居場所を問わない買い物のプラットフォーム。これは、消費者にとっての利便性の向上だけではなく、日本企業と中国企業のつながりの促進など、企業や生産者のビジネスのこれまでの「あたりまえ」を変えるものです。これまで関わりのなかった企業同士のビジネスチャンスになるので、大きな可能性を秘めたサービスだと感じました。

今後さらにグローバル化が進んでいくにつれ、私たちの「あたりまえ」は時代によって、変化していくと思います。また、異なる文化や価値観を持つ人とのつながりも増えていくでしょう。自分がこうだ!と信じきっていたものが他人と違っていたとき、みなさんはどう行動しますか?私はそのようなとき、2つのことをしようと決めています。まず、互いの「あたりまえ」の違いを広い心で受け止めること。次に、その違いを楽しむことです。この2点を踏まえ、相手に興味を持つことは、正しい相互理解のために必要不可欠だと思います。

アリババが可能にする「あたりまえ」は今後さらに幅広くなると思います。もし中国に行く機会がありましたら、みなさんも是非テクノロジーにおける中国での異文化体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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