IEEE ACM SC2023(スーパーコンピューティング、ネットワーク、ストレージに関する世界最大の国際会議)に出展しました
- アドバンスト・マルチコア・プロセッサ研究所
- 研究所長名 :笠原博徳
- 開 催 日 :2023年11月12日(日)~17日(金)
- 展示会名称 :IEEE ACM SC2023
(スーパーコンピューティング、ネットワーク、ストレージに関する世界最大の国際会議) - 会 場 :Colorado Convention Center,700 14th St, Denver, CO 80202,USA
- 展 示 内 容 :OSCAR自動並列化・ベクトル化コンパイラ、低消費電力ベクトルAIアクセラレータの技術展示・デモ
- 参 加 者 :総数 2名 <学内:2名 北村俊明客員教授、和田康孝招聘研究員(明星大学教授)>
実施報告
IEEE ACM SC(スーパーコンピューティング)は高性能コンピュータに関する世界最大の会議で、2023年度は14,000人の参加者と共に、コロラド州デンバーのColorado Convention Centerで開催された。
図1は、会場となったコロラド国際会議場のエントランス付近の写真で、5000人以上収容のプレナリーセッション会場 図3(キーノートスピーチ、賞の授与、世界トップ500スーパーコンピュータの発表並びにトップ各賞表彰を行う会場で、同サイズの部屋が2つネットワーク接続されて実施された)、1万4千人が参加する技術項目別の並列技術セッション会場多数、図2の早稲田大学エキジビションブースように小サイズのものを含めて、438ブースが出展された部屋の端が見えないサイズの大エキジビション会場をもつ、広大な会議センターであった。
早稲田大学ブースは、OSCAR自動並列化・電力削減コンパイラの全体的な機能と性能評価の紹介、ムーンショット目標3で実施中の、コンパイラ・アーキテクチャ・コデザイン低消費電力AIベクトルアクセラレータのポスター説明と、連続提示用技術説明ビデオ(笠原所長による技術紹介ビデオクリップ)を提示することにより、多くの参加者に早稲田大学技術をアピールした。
また、毎年SCにて授与されるスーパーコンピュータの2賞が下記研究者に贈呈された。
(例年は3賞が授与されるが、アーキテクチャ分野の2023年度IEEE-CS Seymour Cray Computer Engineering Awardは該当者なしであった。)
ソフトウェア分野:
2023 ACM/IEEE-CS Ken Kennedy Award: Prof. Keshav Pingali* (University of Texas at Austin)
*Prof. PingaliはMIT教員であられた時より、長期にわたる笠原所長の友人で、テキサス大学オースティン学科主任時代、インテル・オースティン研究所と共催で、笠原の招待講演(2018年)をホストして下さったり、早稲田大学を長年にわたり親しくサポートして下さっている方で、ご受賞は我々にとっても大きな喜びであった。
アルゴリズム・応用分野:
2023 IEEE Sidney Fernbach Memorial Award: Manish Parashar (Scientific Computing and Imaging (SCI) Institute and University of Utah)
会場の紹介と当日の様子

図1 会場となったコロラド国際会議場
https://sc23.supercomputing.org/attend/convention-center/

図2 早稲田大学の展示でご説明を戴いた北村客員教授と和田招聘研究員

図3 SC2023キーノートスピーチ等を行うプレナリー講演会場 NASA Dr. Hakeem Oluseyi, astrophysicist, のキーノートスピーチ会場 https://sc23.supercomputing.org/program/keynote/