2021年10月22日(金)、ダイバーシティ推進室開設5周年記念シンポジウム「ダイバーシティ推進、その先にあるもの」をオンライン開催しました。当日は、215名の学生、教職員にご参加いただくことができました。
冒頭、ダイバーシティ推進室開設から5年が経過して本学におけるダイバーシティはどこまで進んだのか、「推進の現在地」を把握し、今後の方向性を展望しました。
基調講演では、現状において本学のダイバーシティ推進における課題の一つであるジェンダーギャップを是正するために、その存在を認識して正しく対処すべき「内なるアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」をテーマとし、社会心理学の視点からアンコンシャス・バイアスが生じるメカニズムを学び、無意識の偏見を「意識」の力でいかに克服していくかを模索しました。
続くパネルディスカッションでは、基調講演をベースにアンコンシャス・バイアストレーニングの効果を中心に議論を深めました。さらに「多様性の捉え方」「多様性に対する組織の5つの姿勢」という視点から、ダイバーシティの本質に対する理解を深めました。また、学生支援組織であるスチューデントダイバーシティセンターの理念とその先進的な好取組事例の数々を知ることもできました。
このたびのシンポジウムの記録を「講演録」としてまとめましたので、ご案内申し上げます。
【シンポジウム講演録 Proceedings of the Symposium】
1.理事挨拶「早稲田大学のダイバーシティ推進、その現在地」 記録
講師:麻生 享志 早稲田大学ダイバーシティ推進担当理事(国際学術院教授)
2.第一部 基調講演 「ダイバーシティ推進を阻むアンコンシャス・バイアス」 記録
講師:北村 英哉 氏 東洋大学社会学部社会心理学科教授
3.第二部 パネルディスカッション「ダイバーシティ推進がもたらす未来」 記録
パネリスト:
北村 英哉 氏 東洋大学社会学部社会心理学科教授
谷口 真美 氏 早稲田大学商学学術院教
下田 啓 氏 早稲田大学スチューデントダイバーシティセンター長(法学学術院教授)
ファシリテーター:
所 千晴 早稲田大学ダイバーシティ推進室長(理工学術院教授)
当日の次第、講師プロフィール等、シンポジウムの開催概要はこちらをご覧ください。