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【開催報告】第6回Rikohティータイムシンポジウム -ワセダで輝く・ワセダから輝く、アナタの未来ー

テーマ「わたしのキャリア選択」

2020年11月13日の14:45より、本学の卒業生お二人を講師に迎え、理工系研究者・学生・関係教職員を対象とした「第6回Rikohティータイムシンポジウム」を理工学術院・キャリアセンターの協力のもと、今年度はオンラインにて開催いたしました。学部生・大学院生・教職員のほか、都立戸山高校の生徒の方もあわせて52名の参加がありました。

司会進行:所千晴室長

最初にダイバーシティ推進室長である所先生(理工学術院教授)より、開会の挨拶として、「ロールモデルとなる講師のお話を伺い、また交流を通して、自身のキャリアを考えるヒントを見つけてもらいたい」というお話があり、続けて今回の講師お二人をご紹介したのち、講演に移りました。

 

講師:二木久乃氏

一人目の講師である株式会社博報堂ストラテジックプランニング部長の二木久乃氏は、まず学生時代から今に至るまでのキャリアについてお話されました。当時の様々なエピソードを交えながら「多くの成果を出したのは自分が頑張ったからと信じていたが、今思えば直したいことだらけで、若い頃の判断は当てにならない」とアドバイスをされ、現在も若い頃の気づきをベースに道を模索しながら進んでいる毎日であることが語られました。次に、仕事における成長実感に話題を移し、「できる範囲のことをいくらやっても成長実感は得られない。無理でも『やるしかない!』という状況で、『はい!やってみます!』と決断することで、成長の機会を得ることができる」と挑戦することの重要性を訴えられました。さらに「自らで『生み出す力』をつける」というお話をされたうえで、最後に「社会人になると『周り』がどうかではなく『自分』がどうしたいかを意識してほしい。そのために今日お話したアドバイスを役に立ててもらいたい」とメッセージを送られ、講演を終了されました。

 

講師:李天舒氏

続いて理工学術院総合研究所次席研究員(研究院講師)である李天舒氏は、自身のこれまで歩んきた経歴より、研究者としてのキャリア形成についてお話をされました。北京大学における苛烈な競争のなか、大学の勉強だけでなく北京五輪のボランティア活動をしたことや独学で日本語検定1級を取得したこと、来日してから研究のすすめ方や文化の違いなどに苦労したこと、そのような中でも日本舞踊を学んだり、寮でのイベントに参加しストレス解消をしていたことなど、思い出の写真のご紹介とともに語られました。特に、研究者としての道を歩むことを決断させてくれたのは、いつも自身を応援しながらも急逝されたお父様であった、というお話は多くの参加者の胸を打つものでした。
また、ご自身のこれまでの研究内容である生薬の合成や製剤技術の話、現在の研究室での研究・教育・育児に奮闘する日々の話について語られました。最後に「研究は毎日失敗の連続であり、YesかNoといった答えを簡単に出すことができない。しかし、だからこそ失敗を重ねながら模索し、結果が出たときの喜びは大きい」と研究者ならではの苦労とやりがいについて述べ、講演を終了されました。

 

講演終了後は質疑応答の時間を設け、参加者からのご質問に講師のお二人よりお答えいただきました。「若い頃にやっておいて役に立ったことは?」「一つのことを継続するコツは?」「自分の興味のある分野を見つけるためにはどうすればよいか?」など講演の内容やその他さまざまな質問が寄せられました。それぞれの質問に丁寧にご回答をいただき、第一部を終了いたしました。

 

第二部は、講師のお二人と所先生に加え、高橋大輔先生(理工学術院教授)、高山あかり先生(理工学術院准教授)、尾嶋好美先生(筑波大学GFESTコーディネータ)、松尾亜弓氏(早稲田大学職員)、小高京子氏(早稲田大学職員)、森重さやか氏(早稲田大学職員)、秋葉紘子氏(早稲田大学職員)にアドバイザーとして加わっていただき、少人数に分かれグループセッションを行いました。講演内容に関する質問から参加者自身に関する相談まで、高校生・学部生・大学院生が各グループにおいて意見を交わし、セッションは終了時刻ぎりぎりまで、大いに盛り上がりを見せました。

第二部:メインセッションの様子

今年度は例年とは異なるオンライン形式での開催となりましたが、第一部、第二部ともに多くの方々にご参加いただき、当シンポジウムは盛会裏に終了いたしました。

参加者からは「自分に自信が持てるようになりました」「親身になって質問に答えて頂き、非常に有意義な時間になりました」「セッションでは同じ悩みを抱えている仲間と共有できて、とても安心しました」「人と会って話せる状況でなかったので、先生方の体験談が聞けたり、悩みを共有できる時間を作っていただけて大変うれしかったです」といった感想が寄せられました。

ご参考:【動画】第6回Rikohティータイムシンポジウム2020PV

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