Office for Promotion of Equality and Diversity早稲田大学 ダイバーシティ推進室

麻生享志ダイバーシティ推進担当理事が私学経営研究会主催のセミナーで講演を行いました

公益財団法人私学経営研究会より定例セミナー「私学教職員のワークライフバランス」の講演依頼を受け、9月6日(会場:大阪ガーデンパレス)、9月13日(会場:東京ガーデンパレス)の両日にわたり、本学ダイバーシティ推進担当理事の麻生享志教授(国際学術院)が講演を行いました。テーマは「ワークライフバランスの実現とダイバーシティ推進 -早稲田大学の取り組みを中心に-」。セミナーには、私学経営研究会の会員校の教職員を中心に、両会場あわせ約150名の参加がありました。

冒頭、大学における教員、職員の割合の海外比較から始まり、アメリカにおけるダイバーシティの歴史を紹介しながらワークライフバランスのあり方に触れました。さらに、早稲田大学におけるダイバーシティ推進の基本的理念とそれに伴う組織づくり、ワークライフバランス実現へのさまざまな取組みの紹介がなされました。

2012年度に策定された「Waseda Vision 150」においては、学生・教職員数の男女比率の数値目標を掲げており、女性比率向上の目標達成に向け着実に前進しているものの苦戦を強いられている現状について言及されました。この点については、2019年にカナダ政府主席科学顧問として来日した薬理学者モナ・ネメール氏のインタビュー記事や、2015年にカナダの首相に就任したジャスティン・トルドー氏によって男女比が半々となる組閣が行われて話題となった事例などを紹介しながら、海外事例を含めた課題解決のための有効性について述べられました。また、ダイバーシティの推進がワークライフバランスの実現をより早期に達成する可能性について触れるなかで、アメリカにおけるダイバーシティの歴史的な取組みに着目しながら、日本の少子高齢化が加速化していく現在、私立教育機関が「国際化」に取り組むことの重要性について、大学をはじめとする高等教育機関が自然なかたちでダイバーシティ推進に取り組むことが、未来に向けてより良いワークライフバランスの実現につながることを力説されました。

最後に、本学が実施している教員、職員それぞれにおけるワークライフバランス実現に向けた取り組みの数々を紹介し、「今後もさまざまな課題解決に向けて、日々新たな施策を企画、実行していきたい」と締めくくられました。

本セミナーの講演概要は、私学経営研究会が発行する「私学経営」No.541(2020年3月)に掲載されました。

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/diversity/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる