2020年2月12日、本学において国際純正・応用化学連合(International Union of Pure and Applied Chemistry、通称IUPAC)からの呼びかけに応じ、 Global Women’s Breakfast- The Society of Chemical Engineers, Japan(世界女性朝食会 化学工学会編)が開催されました(主催:化学工学会、共催:ダイバーシティ推進室)。これは応用化学研究に携わる世界中の女性研究者が世界各国で時を同じくしてBreakfast Meetingという形で集い、その様子をビデオレターで投稿することによって男女共同参画の重要性を世界的に共有するとともにアピールすることを目的としたものです。
本学では、ダイバーシティ推進室長で化学工学会男女共同参画委員長でもある所 千晴教授(理工学術院)が発起人となり、国内の女性研究者に呼びかけ、実現しました。会場となった大隈会館1Fのレストラン楠亭には、本学理工学術院の教員、先進理工学研究科・理工学部および創造理工学研究科・理工学部の学生をはじめ、東京大学の教員・大学院生、東京工業大学の教員・大学院生、フィリピンの名門フィリピン大学ディリマン校のPhD Studentなど総勢21名が集まり、相互に交流を深めました。
会の冒頭、所教授からは「この世界女性朝食会が、化学分野における女性研究者たちのネットワーク形成の促進・強化につながることを願う」という熱いメッセージが語られ、これがビデオレターを介して全世界に発信されました。さらに、進行役である所教授からの「今日のイベントの意義について、ひとこと(1 word)で言い表すと?」との問いに対して、参加者からは“face to face”、 “innovation”、“positive”、“communication”、“encourage”、“diversity”など、思いおもいのことばが挙がりました。
参加者は和気藹々とした雰囲気の中、美味しい食事を満喫しながら、互いの研究環境などについてさまざまな意見交換、情報共有を行い、充実した時間を過ごしました。