Office for Promotion of Equality and Diversity早稲田大学 ダイバーシティ推進室

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【開催報告】7/13公開講座:学校・教育現場とLGBTについて考えよう -全ての子どもがありのままで大人になれる社会へ-

<開催報告>

注:タイトルの「LGBT」について
セクシュアルマイノリティ(性的少数者)はLGBTというカテゴリーだけではありませんが、本講座では、広く社会に認識されている用語として「LGBT」を講師のご意向により使用しました。

2018年7月13日(金)、早稲田キャンパス7号館207教室にて、「WSCメンバーズ基金講座『ダイバーシティ・男女共同参画を学ぶ(ライフコースを考える編)』」の公開講座を開催いたしました。校友であり、在学中に公認学生団体を設立され、現在、その団体を特定非営利活動法人ReBitに育て上げられた代表理事の藥師実芳(やくしみか)氏をお迎えし、学内外から117名の参加がありました。

開会の挨拶として、早稲田大学ダイバーシティ推進理事 畑惠子 社会総合科学学術院教授より、本学のダイバーシティ推進体制が説明され、講師紹介がありました。

藥師氏は、子どもがもつ特性は見えるものだけではないということ、それは本人も気づいていないという現状があるとしました。本人も周囲も、知識がないために混乱するということ、LGBTの子どもだけではなく、色々な属性をもつ全ての子どもがありのままで過ごせる学校にするためにはどのような取り組みが必要なのか、そして、多様な子どもたちをどう支援していくのかを考えることが重要であるという言葉から、講義が始まりました。

まずLGBTについての基礎的な説明があり、現在の日本の教育現場には、LGBTに関する正しい情報が届いていないという、日本の子ども達を取り巻く環境と日本社会と教育現場における課題が挙げられました。その中でも、LGBTの希死念慮の第一ピークである小学校高学年~高校生の学生に、LGBTを理解するための必要な情報がほとんど届いていないことが大きな問題とされました。また、自己紹介の中で、自身の経験を具体的に挙げられ、感じたことを話されました。「情報を伝えることが大事である」という想いに至った経緯や、教育現場における情報提供の大切さ、LGBTの子どもたちが生きやすい社会にするための自身の活動内容が紹介され、活動で実際に耳にする、今の日本の教育現場において起こりうることやLGBTの子ども自身が困ることを項目として挙げられました。

「支援に正解はない」という言葉とともに、ひとりひとりの多様性について、想像をふくらませることが大切であるとされ、自治体や企業、中学・高校・大学でも、それぞれの取り組みが始まっているという社会の流れも伝えられました。

講義中、参加者同士で感想や意見を話し合う時間が多くもたれました。参加者より、自身の家族にLGBTについての知識の差があったことや自身の子育て方針、所属する企業や組織における制度や配慮項目が発表され、会場全体で情報共有する時間となりました。

最後に藥師氏は、「性の在り方の違いをきっかけに、どんな違いも受け入れあえる社会であることをねがって」という言葉で締めくくられ、あたたかな空気に包まれる講座となりました。

当日実施したアンケートでは、「価値観を広げることが出来て良かった」「藥師さんの人柄にひかれました」「LGBTであることの苦しさは、可視化されないことにもあるという点に、ハッとしました」「当事者がその場に居なくても、排除や差別に気を配る、受け入れ態勢であることを表明するなど、常にアンテナを張っていこうと思いました」「多様なセクシュアリティを認め合う社会に向けて、身近なことで出来ることを確認できた時間でした」というような感想が寄せられました。

*開催報告(PDF)のダウンロードはこちらから

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