発表要旨
ギルバート&サリヴァンの喜歌劇《ミカド》(1885年、ロンドン・サヴォイ劇場初演)は、19世紀末のヨーロッパを席巻したジャポニスム・ブームに乗って誕生しました。浮き立つような旋律とナンセンスな言葉遊びに満ちた楽しい作品ですが、日本に関する荒唐無稽な描写や、「日本のミカド」が舞台に登場することがネックとなって、ここ日本では上演機会に恵まれてきませんでした。近年、北米を中心に、慣例的なアジア人表象を見直した新たなプロダクションがいくつも登場しているのですが、その動きも日本ではあまり知られていません。
本レクチャーコンサートでは、作品の概要や近年の演出傾向を紹介したのち、あらすじ紹介を挟みながら演奏会形式で抜粋上演(ピアノ伴奏、原語歌唱、日本語字幕、1時間半)を行い、作品について正しく知り、正しく再評価することを目指します。 
開催概要
- 日 時:Date and Time:2026年9月12日(土)14:00~16:30
- 場 所:Venue:早稲田大学小野記念講堂
- 対 象/Admission:一般、学生、教職員
- 言 語:Language:日本語(解説、字幕)、英語(歌唱)
- 主 催:Organized by:早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所
- 制 作/Produced by:Concordia
プログラム
開会挨拶 石井道子(早稲田大学教授/オペラ・音楽劇研究所所長)
作品解説 大西由紀(大東文化大学講師・オペラ/音楽劇研究所招聘研究員)
ギルバート&サリヴァン《ミカド》演奏会形式による抜粋上演(ピアノ伴奏、原語歌唱、日本語字幕付き)
出演 北川辰彦(バスバリトン)
吉田連(テノール)
井出壮志朗(バリトン)
岩美陽大(バリトン)
松田健(テノール)
福士紗希(ソプラノ)
持田温子(メゾソプラノ)
雨笠佳奈(ソプラノ)
杣友惠子(メゾソプラノ)
清水綾(ピアノ)
芦沢真理(ピアノ)
閉会挨拶 大西由紀
発表者プロフィール
大西 由紀(おおにし ゆき)
大東文化大学文学部講師、早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所招聘研究員。博士(学術)。専攻は比較文学・翻訳研究。主な著作に『日本語オペラの誕生──鷗外・逍遙から浅草オペラまで』(森話社、2018年)、『オペラ/音楽劇研究の最前線 共鳴する人と社会』(共編著、水声社、2026年)など。
参加申込み方法
入場無料・要事前予約(先着200名まで)
https://forms.gle/NLjrXYF2gA19DC1s9
募集開始:2026年6月15日(月)10:00
募集〆切:2026年9月11日(金)23:59
問合せ先
mikado20260912[at]gmail.com
※お手数ですが[at]を@に書き換えてお送りください。



