Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

その他

睡眠研究所
Sleep Research Institute

研究テーマ

人間の睡眠/生体リズムに関する認知科学学的・疫学的・生理学的研究などを行う

分野:科学

研究概要

 2017年に流行した「睡眠負債」という用語の背景には、日本人が睡眠時間の短い国民であることが、さまざまな調査を通じて明らかになってきていることが挙げられる。睡眠の重要性は徐々に認識されてきており、科学的研究の必要性も高まりつつある。
政府が進める働き方改革も、睡眠の問題とは無縁ではない。睡眠時間確保のための作業効率化だけでなく、仮眠の活用ならびに仮眠環境の構築にも、企業の関心は高い。さらに2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、アスリートにとって適切な睡眠環境、休息環境の科学的知見の確立が、いっそう求められてきている。
 当研究所は、主に人間の睡眠研究を推進していく。研究内容の主眼は、睡眠環境の適正化についての生理学的研究である。社会機能としてのパフォーマンスを十分に発揮でき、健康維持にも有用な寝具、温度環境など、最適な睡眠環境の構築を、睡眠ポリグラフや簡易型脳波計、ウェアラブル活動量計、脳画像装置(光トポグラフィ、MRI)など生理学的指標を用いて評価を行っていく。アスリートのパフォーマンス向上やコンディショニングに適した睡眠条件の研究も進めていく。人工知能による、パフォーマンスの向上や疾病予防・健康増進に寄与していく睡眠覚醒リズムの深層学習システム構築も検討している。
 目標としては、エビデンスに基づいた最適な睡眠環境の構築だが、寝具や光環境などが整えば、協力企業とも連携し製品化も視野に入れていきたい。そのために、睡眠科学の啓発活動や、睡眠医療を専門とする医療機関とも連携し睡眠研究を推し進め、知見を一般に還元していくことを目指す。

研究報告

【2019年度】
 2019年10月1日より、「睡眠研究所」の活動を開始した。睡眠の重要性は徐々に認識されてきており、科学的研究の必要性も高まりつつある。こういった背景のもとに、人間を対象とした、健康やビジネス、スポーツなどを包括する、総合的な睡眠科学研究を目指している。
 当研究所発足と同時に、株式会社ライズTOKYO社との共同研究「夜間睡眠における高反発マットレスの効果に関する研究」を開始した。高反発マットレスが睡眠の質の向上に関与していないかを、生理学的指標を用いて実証することを目的としている。
 睡眠は、医学や生理学、健康科学、人間工学など、多くの分野に共通項をもつ。所員だけでなく、健康科学や医療・鍼灸の実践に当たられている臨床家も招聘研究員として参加してもらい、初年度としては睡眠研究の裾野を広げていく方針である。
 今後は、睡眠の操作・管理を目指しているテクノロジー企業との共同研究も視野に入れている。中・大規模の集団に、睡眠教育や運動実践をナッジ手法を用いて導入していく介入研究も検討に上がっている。2019年度はスタート年として1件の共同研究を開始できたことで、弾みをつけて2020年度も臨みたい。

所長

西多 昌規[にしだ まさき](スポーツ科学学術院准教授)

メンバー

【顧問】
内田 直

【研究所員】
西多 昌規(スポーツ科学学術院准教授)
澤田 亨(スポーツ科学学術院教授)
広瀬 統一(スポーツ科学学術院教授)
正木 宏明(スポーツ科学学術院教授)
枝川 義邦(理工学術院教授(任期付))

【招聘研究員】
青野 麻紀子
秋元 誠吾
石原 心
枝 伸彦
栗林 真理((株)DropStone)
塩田 耕平
髙木 俊輔

連絡先

nishida @ waseda.jp

WEBサイト

http://www.waseda.jp/prj-nishida/

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