平和学研究所【第Ⅲ期】
Waseda Institute of Peace Studies
【終了】2011~2016年度
研究テーマ
平和学講座・演習の継続による平和学研究の拠点化と高水準のテクストの発行。
分野:社会システム
研究概要
「グローバル化の時代に戦争や民族紛争、テロリズムの不安はかえって増大している。こうした時代に若い世代に戦争や暴力と平和の問題を、理論的かつ政策的に考えてもらうために、かつ日本の平和憲法及び被爆体験を踏まえて、早稲田大学から平和のメッセージを世界に発信することを目的として、本研究所を設置する。本研究所では、政治学、経済学、法学、生物学、情報通信科学等の多面的な視点から、今日の世界の軍事経済、南北問題、市民社会、ジェンダー、平和文化、環境問題、科学技術などを学際的に検討し、現代世界の平和と戦争、暴力の問題を総合的に考えると同時に、アカデミックな場と実践の場を結び、平和研究の発展自体に寄与する」。これが設立の主旨である。
こうした趣旨を解題すると以下のようになる。
第一に、グローバル化の時代の負の側面として戦争や民族紛争、テロリストの不安はかえって増大している。こうした時代に若い世代に戦争や暴力と平和の問題を、理論的かつ政策的に考えてもらうために、かつ日本の平和憲法及び被爆体験を踏まえて、早稲田大学から平和のメッセージを世界に発信することを目的としている。
第二に、本研究所ではグローバル化の時代に、地球的問題群と呼ばれる現象が生じていることを重視して、学際的手法をとっている。政治学、経済学、法学、社会学、歴史学、生物学、情報通信科学等の多面的な視点から、今日の世界の軍事経済、南北問題、市民社会、ジェンダー、平和文化、環境問題、科学技術などを学際的に検討し、現代世界の平和と戦争、暴力の問題を総合的に考えると同時に、アカデミックな場と実践の場を結び、平和研究の発展事態に寄与する。
所長
多賀 秀敏[たが ひでとし](社会科学総合学術院教授)
メンバー
【研究所員】
多賀 秀敏(社会科学総合学術院教授)
水島 朝穂(法学学術院教授)
山田 満(社会科学総合学術院教授)
勝方 恵子(国際学術院教授)
勝間 靖(国際学術院教授)
黒田 一雄(国際学術院教授)
篠原 初枝(国際学術院教授)
奥迫 元(社会科学総合学術院准教授)
【招聘研究員】
加納 貞彦
小松 寛(立正大学非常勤講師)
佐藤 幸男(富山大学名誉教授)
曺 明玉
宮島 美花(香川大学経済学部地域社会システム学科教授)