Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

その他

公共交通安心安全対策研究所【活動終了】
Institute for safety and security measures of public transportation system

【終了】2007~2012年度
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研究テーマ

日本の公共交通の整備やその安全性は高く評価されてきた。しかし近年色々な人為的問題からその安全性も不確実になってきた。そこでその総合的な対策を考え、研究所を設立した。

研究概要

日本の公共交通網―特に首都圏や関西圏で見られるような都市部の市内電車、郊外電車、地下鉄網の整備―は世界の大都市の中でも抜きんでていると思われる。一方地方間を結ぶ長距離列車の整備も日本中を走る新幹線のほかにも主要路線が温存され、いまだに主要な交通手段であることは間違いない。
一方、狭い国土のため、それらを利用する人々の数も多く、人口過密地帯では過密ダイヤを余儀なくされている。それによる宝塚線での事故の記憶はまだ私たちの記憶に残っている。そればかりでなく、近年たびたび起こる鉄道での人身事故や、踏切での事故、架線やポイント事故などにより、多くの人が遅延を余儀なくされている。また、近年の人々のストレスフルな人間関係から電車内での痴漢や暴力事件なども頻発している。
さらに世界中で起こっている交通機関を標的にしたテロ活動は日本の大都市のような過密都市の電車内や、満員の新幹線の中では職員の対応も十分ではなく、その目的を遂げることが可能と思われる。
早稲田大学の強みは多くの学際的人員を擁していることで、生物学、心理学、システム工学など学内関係者が協力しあうととともに、学外から鉄道関係者、官僚経験者、生物テロの研究者等多方面からの人材の応援を受け、包括的な公共交通網の安心・安全対策を考えていきたいと思う。

所長

町田 和彦[まちだ かずひこ](人間科学学術院教授)

メンバー

研究所員
町田 和彦(人間科学学術院教授)
大野 高裕(理工学術院教授)
川名 はつ子(人間科学学術院准教授)
扇原 淳(人間科学学術院准教授)

招聘研究員
佐藤 元
板橋 功((財)公共政策調査会第1研究室長)
井上 忠雄(NPO法人NBCR対策推進機構理事長)
岸 徹(科学警察研究所特別研究員)
薮? 正美(トゥルーリンク株式会社代表取締役)
山口 芳裕(杏林大学医学部救急医学教室主任教授)
唐川 伸幸(フロリダ工科大学研究所/大学 教育学部部長補佐)

連絡先

研究所の学内箇所:
所沢キャンパス 100号館 535研究室

研究所コンタクト先:
[email protected]  
(Tel:04-2947-6723)

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