ビジネス・テクニカル・コミュニケーション研究所【第Ⅰ期】
The Institute of Business Technical Communication
【終了】2006~2011年度
研究テーマ
英文によるビジネス文書、テクニカル・・ドキュメント、論文等の書き方の研究と普及
研究概要
ビジネス・テクニカル・コッミュニケーション研究所は、英文ビジネス・テクニカル・ライティングの教授法の研究と確立と普及を目指しています。過去5年間、私たちはテクニカル・ライティングの研究とともに、セミナーを通じて人々の英文作成力の向上に寄与してきましたが、それをさらに発展させるために本研究所を設立しました。具体的な以下の通りです。
1. 日本人学習者に適したビジネス・テクニカル・ライティングの教科書の作成
2. ビジネス・テクニカル・ライティングの急所を押さえたQ&A集の作成
3. ビジネス・テクニカル・ライティングの普及を目指したセミナー活動
テクニカル・ライティングの教科書は本場のアメリカでも多数出版されていますが、日本人学習者には必ずしも適切ではありません。日本人に適した包括的・体系的な教科書や解説書を作るための研究と実践を目指します。また、研究ばかりでなく、研究者・社会人そして院生・学生の皆さんが論文やビジネス文書を英語で書いて世界に発信する能力を磨くためのセミナー活動も行います。
研究報告
※ビジネス・テクニカル・コミュニケーション研究所
2011年10月01日〜2016年09月30日までの活動に関してはこちら
http://www.kikou.waseda.ac.jp/WSD322_open.php?KenkyujoId=5U&kbn=0&KikoId=01
2007年度
研究報告2007年度は当研究所にとって実り多い年であった。主な活動は以下の通りである。
1. サイエンティフィック・テクニカル・ライティング講座の開催:
企業人向けセミナーの企画会社、情報機構と契約し、9月27日東京都産業貿易センターにおいて上記のセミナーを開催した。講師として篠田義明顧問および渡辺洋一・山田茂研究員が分担して指導にあたった。広く社会人にもテクニカル・ライティングを普及させるために今後ともこのような講座・講演の機会を増やしてゆく予定である。
2. Get Your Message Across?Writing Communicative Paragraphs の出版(南雲堂2007年3月):
英文パラグラフ・ライティングの適切な教科書が非常に少ないことを考え、神保尚武研究員を中心に、渡辺・森田・山田研究員およびKate Elwood商学部助教授、Leonid Yoffe 商学部専任講師の陣容で上記のテキスト執筆作成した。
3. Handbook of Technical Writing 8th Edition (St. Martin’s Press)の翻訳を開始:
当研究所メンバーを中心に若い英語研究者たちを加え、上記の定評あるテクニカル・ライティングの事典の翻訳を開始した。2008年度末か2009年には研究社から出版の予定である。
このほかに、篠田義明特別研究員が12月に早稲田大学出版部より『伝える英語の発想法?文例で学ぶビジネス英語・レポート・論文』を出版。ビジネス・テクニカルライティングの基礎から実践までの優れた案内書である。
所長
渡辺 洋一[わたなべ よういち](商学学術院教授)
メンバー
顧問
篠田 義明(早稲田大学名誉教授)
研究所員
渡辺 洋一(商学学術院教授)
神保 尚武(商学学術院教授)
森田 彰(商学学術院教授)
山田 茂(商学学術院教授)
招聘研究員
金徳 多恵子(昭和女子大学教授)
連絡先
研究所コンタクト先:
E-mail: [email protected]