Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

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スポーツ産業研究所【第Ⅰ期】
Research Institute for Sports Industry

【終了】2006~2011年度
過去の研究所活動はこちら

研究テーマ

本格的なIT社会におけるスポーツ産業の創造に貢献するための理論枠組みを構築する。

研究概要

2003年4月のスポーツ科学部の開設と併せて、日本サッカー協会専務理事を務められていた平田竹男氏を招聘してオープン教育センターで「トップスポーツビジネスの最前線」を開講した。この講義は学生からの予想外の反響を受けて規模が拡大し、2005年度には成績優秀者に対するアッパークラスとして、中村・間野・平田の3名で「スポーツリーグのマネジメント」を開講した。これらは、2006年度のスポーツ科学研究科の開設を契機にスポーツ科学部へと移管し、さらなる充実と拡大を図っているところである。
これらの講義は、事前に平田・中村で共同研究した理論枠組み(トリプルミッションモデル)に基づいて、スポーツビジネスの最前線の分野で活躍している実業者に対して平田氏が問題を提起し、それに対する回答として披露されたものであった。講義で開陳された諸資料は、後日講義録の形で刊行されたが、その過程で柴田氏あるいは梶川氏の協力を得てデータの分析が進み、次なるステップの理論構築の準備が整いつつある。
本研究所は、そのような我々の準備状況を踏まえて、産業としてのスポーツビジネスに関する新たな理論枠組みを開発提案し、もって、来るべき本格的なIT社会でのスポーツ産業の創造に貢献しようとするものである。

研究報告

※スポーツ産業研究所
2011年10月01日〜2016年09月30日までの活動に関してはこちら
http://www.kikou.waseda.ac.jp/WSD322_open.php?KenkyujoId=5M&kbn=0&KikoId=01

2011年度
研究報告?スポーツジャーナリズムのフォーラムを開催
前年度に引き続いて、以下のフォーラムを開催した。
・「ビジネスとしてのプロ野球」 井上智治(2011年7月29日、井深大記念ホール)

?我が国を代表するスポーツビジネス関係者との意見交換
「トップスポーツビジネスの最前線」を開講し、講義をして頂いた講師との意見交換を実施した。

?スポーツESDの推進
昨年度からの「スポーツESD企画委員会」の名称を「スポーツESD推進委員会」と決定し、4/15、8/11に実施した。
2014年には「国連ESDの10年」の最終年会合が日本で開催されるため、2011年9月17、18日に、シンポジウム『ESDの10年・地球市民会議2011』を愛知県で開催し、スポーツESDを紹介した。
また、震災をうけたスポーツ施設の省エネ・節電事例研究を行い、「スポーツESDドキュメンタリー」も作成した。
2010年度
研究報告?スポーツジャーナリズムのフォーラムを開催
前年度に引き続いて、以下のフォーラムを開催した。
?「サッカーW杯を振り返って」 山本 昌邦(2010年7月26日、於小野記念講堂
?「スポーツナビを解剖する〜ネット時代のスポーツジャーナリズムのビジネスモデル〜」
田崎健太、澄谷 晃(2010年9月25日、於9号館303教室)
?「ビズボール-ビジネスとしてのスポーツ」団 野村 (2011年1月24日、於大隈小講堂)
?我が国を代表するスポーツビジネス関係者との意見交換
昨年度に引き続いて、「トップスポーツビジネスの最前線」を開講し、講義をして頂いた講師との意見交換を実施した。
?スポーツESDの推進
本年度より新たに、「スポーツESD事業」を立ち上げた。ESD(Education for Sustainable Development)とは、ユネスコが進める国際的教育活動であり、日本ではESD-Jという組織が中心となって普及推進活動を実施している。本研究所では、ESD-Jと連携して研究所内に「スポーツESD企画委員会」を設置し、スポーツを通じたESDの推進を行うこととした。2010年9月11日に大隈小講堂にて、文部科学省・外務省の協力を得て「キックオフミーティング」を行ったのを皮切りに、11月19日、1月14日、2月18日に各々「企画委員会」を実施し、ESDの推進に努めた。
2009年度
研究報告?スポーツジャーナリズムのフォーラムを開催
前年度に引き続いて、以下のフォーラムを開催した。
?「スポーツを通じて感じた『伝える』ということ」角澤照治(2009年7月10日、於大隈小講堂)
?「高野連から青少年のスポーツを考える」奥島孝康(2009年11月20日、於国際会議場)
?「スポーツジャーナリズムの現場で感じる事」与田剛(2009年12月11日、於国際会議場)
?日本スポーツ産業学会における基調講演
日本スポーツ産業学会18回大会(7月11日)の基調講演として、本研究所の成果「スポーツ産業のグローバル化」を報告した。
?我が国を代表するスポーツビジネス関係者との意見交換
昨年度の研究成果を「トップスポーツビジネス最前線2009」(講談社刊)として刊行した。また、本年度においても「トップスポーツビジネスの最前線」を開講し、スポーツビジネスにおける理論枠組み(トリプルミッションモデル)に基づいて、スポーツビジネスの最前線の分野で活躍している実業者に対して問題を提起し、それに対する回答を大学生・大学院性を対象とした講義として披露した。またこれに伴い講義をして頂いた講師との意見交換を実施した。
2008年度
研究報告? スポーツジャーナリズムのフォーラムを開催
2008年10月17日に、早稲田大学キャンパス大隈小講堂にて、大久保建男記念スポーツジャーナリズム基金公開フォーラム「テレビはいかに五輪を伝えたか 〜北京の現場から〜」を主催した。多くの学生ならびに一般の参加者を集めたこのフォーラムでは、北京五輪を題材にしてテレビにおけるスポーツジャーナリズムに関する議論を行った。
またそれに引き続く形として、2009年3月19日には、前横綱審議委員会委員長、元日本放送協会会長の海老沢勝二氏を招き、早稲田大学キャンパス小野記念講堂にて、大久保建男記念スポーツジャーナリズム基金公開フォーラム「真のスポーツジャーナリズムとは何か?〜五輪、W杯、メジャーリーグ、そして朝青龍まで〜」を主催した。
? 我が国を代表するスポーツビジネス関係者との意見交換
昨年度の研究成果を「トップスポーツビジネス最前線2008」(講談社刊)として刊行した。また、本年度においても「トップスポーツビジネスの最前線」を開講し、スポーツビジネスにおける理論枠組み(トリプルミッションモデル)に基づいて、スポーツビジネスの最前線の分野で活躍している実業者に対して問題を提起し、それに対する回答を大学生・大学院性を対象とした講義として披露した。またこれに伴い講義をして頂いた講師との意見交換を実施し、講義録の出版準備を行った。
2007年度
研究報告? 「地域スポーツクラブを核とした地域の活性化に関する研究」
 本研究所のメンバーが中心となって、東京財団にて標記研究プロジェクトを立ち上げ、2006年度より活動を継続している。本年度は、4月より毎月2回程度の会合を重ね、研究調査を進めた。また本年度は、国内Jリーグクラブ・準加盟クラブへの実地調査を実施すると共に、海外における地域スポーツクラブビジネスの現状について分析を行なうための実地調査(米国および英国)を行なった。これらの調査結果を踏まえ、Jリーグ準加盟クラブなど国内クラブ、米国マイナーリーグベースボール球団、英国サッカー2部リーグクラブにおける、地域スポーツクラブのビジネス構造についての分析検証を行った。これらの成果は、日本スポーツ産業学会大会で発表されると共に、論文を学会誌へ投稿した(査読中)。
? 現代の若者の「スポーツ参加のきっかけとスポーツ体験の変遷」についての分析。
 昨年度と同様に大学生を対象として、現在までのスポーツ実施経験の状況ならびに実施のきっかけ等のアンケート調査を実施し、分析を行った。
? 我が国を代表するスポーツビジネス関係者との意見交換。
 昨年度の研究成果を「トップスポーツビジネス最前線2007」(講談社刊)として刊行すると共に、本年度に実施した「トップスポーツビジネスの最前線」の講師との意見交換を実施し、講義録の出版準備を行った。
2006年度
研究報告本研究所は、2006年10月に設置が認められ、本年度は以下の活動を実施した。
? ブロードバンドの普及に対応した新たなスポーツメディアの開
発。
unispo.jpというサイトを立ち上げて、自主制作されたスポーツ映像を試験的に配信。2006年度は、シンクロナイズドスケーティング、フェンシング、ブラインドサッカー、ラクロス、柔道、ソフトテニスについて8件の映像を配信し、217名からのコメントバックを得た。
? 現代の若者の「スポーツ参加のきっかけとスポーツ体験の変遷」について。
大学生を対象として、現在までのスポーツ実施状況ならびに実施のきっかけ等のアンケート調査を実施し、分析を行った。
? 我が国を代表するスポーツビジネス関係者との意見交換。
・「トップスポーツビジネスの最前線」の講師との意見交換を実施。
・ 講義録の出版準備を行った。
? 「地域スポーツクラブを核とした地域の活性化に関する研究」
本研究所のメンバーが中心となって、東京財団の標記研究プロジェクトを立ち上げた。10月より、月2回程度の会合を重ね、地域スポーツクラブのビジネス構造と地域活性化への波及効果についての研究を行った。

所長

中村 好男[なかむら よしお](スポーツ科学学術院教授)

メンバー

研究所員
中村 好男(スポーツ科学学術院教授)
武藤 泰明(スポーツ科学学術院教授)
平田 竹男(スポーツ科学学術院教授)
間野 義之(スポーツ科学学術院教授)

招聘研究員
梶川 裕矢(東京大学工学系研究科助手)
柴田 尚樹(楽天?EC事業カンパニー)
藤田 康範(慶應義塾大学経済学部准教授)
小島 一夫(つくば国際大学産業情報科学部准教授)
大久保 みよ子(フリーランスライター)
田崎 健太(ノンフィクションライター、スポーツライター)
長南 武(ドキュメンタリーディレクター)
澄谷 晃(ワイズ・スポーツ株式会社取締役)
荒井 啓子(学習院女子大学国際文化交流学部日本文化学科教授)
川嶋 直(財団法人キープ協会環境教育事業部シニアアドバイザー)
込山 駿(読売新聞運動部取材記者)
丸田 昭輝(株式会社テクノバ調査研究一部)

連絡先

スポーツ科学学術院・中村好男研究室

研究所コンタクト先:
[email protected]

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