早稲田大学の体育各部の部員は、早稲田スポーツの体現者として、”学生アスリートの育成プログラム”である「早稲田アスリートプログラム(WAP)」に全員が参加しています。部員は単に優れた競技成績を収めることにとどまらず、文武両道を実践し、社会の様々な分野でリーダーとして活躍出来る人材となるための基礎を学ぶことが求められます。このプログラムの一環として、体育各部部員としての自覚を持ち、早稲田スポーツを支えてくれる方や地域への感謝の気持ちを込めて、ボランティア活動・社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
《米式蹴球部》いわき市でフラッグフットボール教室と「オリーブ畑」整備の活動
私たち早稲田大学米式蹴球部は、2023年より福島県いわき市にてボランティア活動を再開しました。この活動は、東日本大震災直後から続けてきたもので、震災復興の支援として始まりましたが、継続する中で、地域の方々とのつながりや、自分たちの成長の場へと広がっていきました。
今回の活動では、いわき市立平第三小学校を訪問し、小学生の皆さんに向けてフラッグフットボール教室を実施しました。フラッグフットボールは、身体を動かすことの楽しさに加え、チームで話し合いながら作戦を立てるという知的な面白さもあります。児童の皆さんが試行錯誤しながらプレーを楽しむ姿を見て、私たち自身もスポーツの楽しさを再認識する機会となりました。
フラッグフットボール教室の企画・運営を自ら行うことで、教える難しさや準備の大切さ、相手に伝える力の必要性を実感しました。単に「教える」のではなく、「どうすれば楽しく伝えられるか」を考える中で、自分たちのコミュニケーション力やチームワークを見つめ直すことができました。
また、地域活性化の一環として進められている「オリーブプロジェクト」にも参加し、オリーブ畑での栽培作業をお手伝いしました。土に触れ、作物を育てることの地道さと尊さを肌で感じ、普段の生活では得られない貴重な体験となりました。
一時は新型コロナウイルスの影響で活動の継続が難しくなりましたが、形を工夫しながらこうして再び地域と関わる機会を得られたことを嬉しく思います。ボランティアは「与える」活動と思われがちですが、実際には「学ばせてもらう」場であることを改めて感じました。今後もこの学びを胸に、地域とのつながりを大切に大学日本一に向けた活動を続けていきたいと考えています。
開催日程・場所
◆開催日程:2025年7月2日
◆実施場所:福島県いわき市(いわき市立平第三小学校/オリーブ農場)
参加者
米式蹴球部32名(部員:山口茉亜、樽見優作、吉規颯真、北村玲應音、大野聡士、東晃司、安藤匡寅、佐藤夏実、功能誠也、加々尾陸央、宮﨑雅士、中田陽、内田翔太朗、吉田和真、林環樹、齊藤力斗、野田知樹、安藤龍生、安藤慶太郎、原康介、羽賀優都、齊藤黎音、永目純、伊藤寛太郎、西山シアト、山本雄大、田中大晴、平山琢生、大沼義篤、高橋汰輝、鳴島煌斗/監督 髙岡勝)
2025年9月29日(月)午後11:00まで「クラウドファンディング」を実施中
米式蹴球部では現在「クラウドファンディング」を行っております。
早稲田大学米式蹴球部 創部初の「大学日本一」へ。まだ見ぬ頂点に挑む(早稲田大学米式蹴球部 2025/07/01 公開) – クラウドファンディング READYFOR