野球展望/東京六大学春季リーグ戦2025
2季連続の優勝決定戦 臙脂(えんじ)の誇りにかけて紫紺撃破へ/優勝決定戦展望
【2025.06.02早稲田スポーツ】記事 石澤直幸
早慶戦で2連勝を果たし、明大との優勝決定戦への切符をつかみ取った早大。東京六大学リーグ戦での2季連続優勝決定戦は、春秋連続で早大と慶大が戦った1939年以来となる。昨年から幾多の激闘を繰り広げ、賜杯を争い続けた2校による文字通りの頂上決戦。天下分け目の大一番を制し、3連覇の栄光をつかみ取れ。

絶対的エース・伊藤樹が明大打線に立ちはだかる
エース伊藤樹を軸に戦う投手陣
早大の先発は間違いなくエースの伊藤樹(スポ4=宮城・仙台育英)だろう。今季は7試合に先発し、無傷の6勝0敗を記録。防御率もリーグ2位の2.44を記録しており、マメをつぶした影響で乱調となった立大3回戦以外は絶対的な投球を続けている。昨秋からの明大相手の投球に着目すると、伊藤樹は35イニングと2/3を投げ、許した失点はわずか1点。さらに明大2回戦では早大史上2人目のノーヒットノーランを達成し、六大学100年の歴史に名を刻んだ。名実ともに違わぬ「明治キラー」が、昨季の優勝決定戦での完封劇を再現する。→続き・コメントを読む

総力戦で勝利をつかめ