
1年間攻守にチームを牽引し続けた丸山
「早稲田に来て良かった」――。丸山壮史(スポ=広島・広陵)は4年間をこのように振り返った。堅実な守備と勝負強い打撃でチームに貢献。ラストイヤーは野球人生で初めて主将を務め、熱い気持ちと確かな実力で仲間を率いた。栄光も挫折も存分に味わった4年間。誰よりも明るくひたむきに野球に向き合った丸山のこれまでを振り返る。
夏の甲子園準優勝、さらには国体優勝という実績を引っ提げ、大きな期待を背負って早大に入学した丸山。早々に頭角を現し、1年生ながら春のリーグ戦で二塁手として12試合に出場した。しかし、攻守ともに不本意な結果に終わり、六大学の厳しさを思い知った。当時について丸山は「右も左もわからない状態だった」と振り返る。思うようなプレーができないままその後は戦列を離れ、1年秋と2年春は出場無し、2年秋も1試合のみの出場にとどまった。→続きを読む

苦しんだ春から秋はチームとともに大きく成長した丸山