9月17~19日に埼玉・熊谷スポーツ文化公園理工場競技場で行われた陸上のインカレ「日本学生対校選手権」(全カレ)に早稲田大学競走部から男女21名の選手が出場しました。三浦励央奈(スポーツ科学部3年)が出場した男子4×100メートルリレーでは連覇を達成しました。三浦は男子100メートルでも自己新記録で3位で表彰台に上がりました。
また、400メートル障害では東京オリンピックで準決勝に進出した山内大夢(スポーツ科学部4年)と川村優佳(スポーツ科学部2年)が初優勝、男女アベック優勝を達成しました。同種目では男女6名全員が決勝に進出するという快挙でした。
詳細は以下、早稲田スポーツ新聞会の記事をご覧ください。
※写真は競技スポーツセンターでは「月刊陸上競技」提供の写真、早稲田スポーツでは「EKIDEN News」提供の写真を掲載しております。
日本学生対校選手権 9月17~19日 埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
男子4継悲願の連覇! 男女ヨンパーもアベック優勝でエンジ輝く
【2021.09.20早稲田スポーツ】記事 布村果暖
台風の影響が心配された中、それを吹き飛ばすかのような熱戦が繰り広げられた。男子トラック優勝を目標に突き進んできた早大。全員が万全といえる状態ではない中、その目標には届かなかったが、4×100メートルリレー(4継)の連覇をはじめ、男女400メートル障害は6人全員が決勝に進みアベック優勝、男子100メートルでは三浦励央奈(スポ3=神奈川・法政二)が表彰台に上るなど、『臙脂(えんじ)で染めろ』を体現した。 →続き・選手・監督コメントを読む
★三浦が3位入賞! 同日4本目のレースながら自己記録も更新(男女100メートル)
記事 朝岡里奈
100メートルでは、男子の三浦励央奈が勝負強さを発揮した。昨年この種目で6位に入っていた三浦。今年は見事3位入賞を果たし、全カレの個人種目では自身初となる表彰台に上がった。→続き・選手・監督コメントを読む
▽100メートル
▽予選
佐野陽 10秒61(−0.3)(3組3着)
稲毛碧 10秒41(+1.2)(7組1着)準決勝進出 自己新記録
三浦励央奈 10秒47(+0.7)(8組3着)準決勝進出
▽準決勝
三浦 10秒39(+1.6)(1組4着)決勝進出
稲毛 10秒93(+1.1)(3組8着)
▽決勝(−0.2)
三浦 10秒35(3位)自己新記録
★「3枚残し」はならずも2年連続のダブル入賞(男子200メートル)
記事 及川知世
4×100メートルリレーの2連覇のメンバーでもある松本朗(スポ4=福岡・戸畑)、澤大地(スポ3=滋賀・草津東)、三浦励央奈の3名が出場した男子200メートル。3人全員で決勝に残る「3枚残し」を目標に掲げていたものの、澤は惜しくも準決勝で敗退となり、決勝には松本と三浦の2名が進出。決勝のレースは、8着までが20秒台でのフィニッシュというハイレベルな戦いの中で、松本が4位、三浦が6位と健闘した。→続き・選手・監督コメントを読む
▽200メートル
▽予選
三浦 21秒11(+0.4)(3組1着)準決勝進出
松本朗 21秒15(+0.6)(5組1着)準決勝進出
澤大地 20秒99(+0.7)(8組2着)準決勝進出
▽準決勝
三浦 21秒01(+0.9)(1組3着)決勝進出
松本 21秒01(+1.4)(2組2着)決勝進出
澤 21秒18(−0.1)(3組4着)
▽決勝(+1.3)
松本 20秒88(4位)
三浦 20秒92(6位)
★小竹が8位入賞も複数入賞はならず(男子400メートル)
記事 高橋優輔
男子400メートルには、小竹理恩(スポ4=栃木・佐野)、新上健太(人2=東京・早実)、藤好駿太(スポ2=福岡・修猷館)の3選手が出場した。小竹は決勝まで進み8位入賞を果たしたが、新上は準決勝で、藤好は予選での敗退となった。→続き・選手・監督コメントを読む
▽400メートル
▽予選
新上健太 48秒18(6組2着)準決勝進出
藤好駿太 48秒29(7組3着)
小竹理恩 47秒28(8組2着)準決勝進出
▽準決勝
新上 49秒07(1組8着)
小竹 47秒38(2組3着)決勝進出
▽決勝
小竹 47秒83(8位)
★山内が宿敵を破りついに優勝! 全員が決勝進出で層の厚さ示す(男子400メートル障害)
記事 名倉由夏
宿敵についに打ち勝った。東京五輪に出場したエース・山内大夢(スポ4=福島・会津)が 同じく東京五輪代表の黒川和樹(法大)らを破り、4年生にして悲願の初優勝。また後藤颯汰(スポ3=長崎・五島)と田中天智龍(スポ2=鹿児島南)もそろって決勝に進出し、レース後は3人で喜びを分かち合った。
山内にとって黒川は「今シーズンずっと負けてきた」相手だ。うち2回は0・2秒以内の僅差であり、その背中は近いようで遠かった。しかし準決勝で先着し「いい感覚がつかめた」。決勝ではこれまでと同様、前半に黒川が飛ばしそれを山内が追い上げる展開に。山内は課題の前半で勢いに乗り「5台目の時にいつもより黒川が近くにいた」。勝負と見ていた10台目でついに黒川をとらえると、最後は気迫の走りで突き放してゴール。感極まってトラックに倒れ込んだ。→続き・選手・監督コメントを読む
▽400メートル障害
▽予選
田中天智龍 50秒91(2組2着)準決勝進出 自己新記録
後藤颯汰 51秒91(3組2着)準決勝進出
山内大夢 50秒91(6組1着)準決勝進出
▽準決勝
山内 50秒35(1組1着)決勝進出
後藤 51秒23(2組3着)決勝進出
田中 51秒01(3組2着)決勝進出
▽決勝
山内 49秒28 (1位)
田中 50秒49 (6位)自己新記録
後藤 失格
★諸冨健闘するも2年連続表彰台にはわずかに及ばず(男子3000メートル障害)
記事 森田健介
男子3000メートル障害決勝には、昨年3位の諸冨湧(文2=京都・洛南)が出場した。諸冨は惜しくも表彰台を逃したが、4位入賞を果たした。→続き・選手・監督コメントを読む
▽3000メートル障害
▽決勝
諸冨湧 8分47秒21(4位)
★川村・関本が表彰台に上がる! 村上も8位入賞(女子400メートル障害)
記事 加藤志保
表彰台独占を狙った女子400メートル障害には、関本萌香(スポ4=秋田・大館鳳鳴)、村上夏美(スポ4=千葉・成田)、川村優佳(スポ2=東京・日大桜丘)の3選手が出場した。三人とも予選・準決勝で安定した走りを披露し、危なげなく決勝に駒を進めた。
最終日に行われた決勝では、予選で唯一58秒台を出し、「絶対自己ベストを出して優勝したい」と2年ぶりの優勝を狙った関本が前半から飛び出す。中盤までは独走態勢だったが、調子が良かったが故に「(ハードルとの)足が合わなくなってしまった」と終盤に失速。そこで関本に並んだのは、川村だった。「前半でいい流れを作る」というレースプラン通りに落ち着いて入ると、後半に勝負強さを見せて関本を抜き、1着でゴールに飛び込む。タイムもシーズンベストを更新し、「今回の優勝が自分にとっては大きなプラスになり、これからの早稲田を引っ張っていく覚悟ができた」とレースを振り返った。今季好調の村上は「調子は良くて自信はあった」というが、前半から流れに乗れず、終盤に粘りを見せるも8位でのゴールとなった。→続き・選手・監督コメントを読む
▽400メートル障害
▽予選
関本萌香 59秒05(2組1着)準決勝進出
川村優佳 59秒20(4組1着)準決勝進出
村上夏美 60秒41(6組1着)準決勝進出
▽準決勝
川村 59秒64(1組1着)決勝進出
村上 59秒95(2組2着)決勝進出
関本 58秒26(3組1着)決勝進出
▽決勝
川村 58秒57(1位)
関本 58秒83(2位)
村上 60秒60(8位)
★チーム力の高さを発揮し、連覇達成!(男子4×100メートルリレー)
記事 戸祭華子
「絶対に連覇する」(松本)。前年の覇者である早大は、連覇をかけこの種目に臨んだ。初日に行われた予選は、三浦励央奈、稲毛碧、澤大地、松本朗のオーダー。一走の三浦から先頭でレースを進め、「バトンは詰まったりしてあまり良くなかった」(松本)ものの2位以下に1秒以上の大差をつけ危なげなく決勝へ駒を進めた。
そして迎えた翌日の決勝。早大は、二走を稲毛から「心も体も常に準備はしていて、いつ言われても大丈夫な状況」だったという佐野陽に変更し、昨年と同じオーダーで挑んだ。ミスなくつないだが、アンカーにバトンが渡った時点では、ほぼ横一直線。その中から「自分の走りをすれば絶対に大丈夫だと思った」という松本が後半に抜け出し、立命大らとの競り合いを制して1着でフィニッシュ。「チームで勝てた」(松本)早大は見事連覇に輝いた。→続き・選手・監督コメントを読む
▽4×100メートルリレー
▽予選
早大(三浦ー稲毛ー澤ー松本) 39秒53(5組1着)決勝進出
▽決勝
早大(三浦ー佐野ー澤ー松本) 39秒15(1位)
★ラスト50メートルまでトップを守るも、強敵東洋大に逆転許す(男子4×400メートルリレー)
記事 大滝佐和
3日間を締めくくる最終種目、4×400メートルリレー決勝。前日の予選をトップで通過した早大は、小竹理恩、西裕大、澤大地、山内大夢の布陣で挑んだ。4×100メートルリレーで優勝した勢いそのままに、2冠を狙ってトラックへ足を踏み入れた4人。終始レースを引っ張るも、4走で東洋大に逆転を許し、2位に終わった。→続き・選手・監督コメントを読む
▽4×400メートルリレー
▽予選
早大(小竹ー西ー新上ー山内)3分8秒77(4組1着)決勝進出
▽決勝
早大(小竹ー西ー澤ー山内) 3分5秒38(2位)
[記事更新] 男子4継悲願の連覇! 男女ヨンパーもアベック優勝でエンジ輝く
日本学生対校選手権・・・競走
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— 早稲田スポーツ新聞会 (@waseda_sports) September 20, 2021