【2021.09.13 早稲田スポーツ】取材・編集 朝岡里奈、布村果暖
関東学生対校選手権(関カレ)に続き、今回は最後の日本学生対校選手権(全カレ)に挑む4年生を特集。2016年日本ユース選手権の男子走幅跳チャンピオンである青栁柾希(スポ4=千葉・成田)は、今年6月に、7メートル58のジャンプを披露。5年ぶりの自己記録更新により、最初で最後の全カレ出場権を得た。
一方の村上夏美(スポ4=千葉・成田)も、今季好調。関カレ女子400メートル障害で優勝を果たすと、その後も波に乗り、6月に58秒79をマーク。高3以来、3年半ぶりの自己タイで復活を印象づけた。同年の日本ユース選手権チャンピオンであり、成田高男女キャプテンでもある二人。高校から大学までのこと、今季好調の要因、そして最終シーズンにかける思いを伺った。
【全カレ直前×ラストイヤー特集(1)】高校から大学へ 互いの存在
――お二人とも成田高校出身ですが、高校時代から接点はありましたか
青栁 高校1年のとき同じクラスで、そのときから村上は日本ユース(日本ユース選手権)で高校歴代記録とかを出していたので、すごい選手だなと思っていました。でもクラスにいるときは普通の高校生という感じで、僕も一緒に楽しく過ごせたなと思います。→続きを読む
【全カレ直前×ラストイヤー特集(2)】早稲田での3年間
――これまでの3年間をどう振り返りますか
村上 1年生の時は、何も分からずとにかく練習していたという感覚が強くて。ただ先輩についていくことが多かったので、1年の試合は記録よりも試合をこなす部分が大きかったです。2年からは、徐々に先輩方とコミュニケーションをとる中で、違う目的や試合に対する目標を意識的に変えていくようになったと感じます。その結果が表れたのが4年からだなと。3年生の時コロナや自粛の期間が大きく計画通りに動くことができなかったので、その反省点も生かしながら、大学4年の最初のシーズンは結構計画的に進められた年かなと感じています。→続きを読む
【全カレ直前×ラストイヤー特集(3)】最上級生としての1年間
――最上級生になるタイミングで、今までの3年間と心境の変化はありましたか
村上 一つ上の小山さん(小山佳奈氏、令3スポ卒)が400メートル障害を引っ張っていってくださっていたので、小山さんのような存在になりたいと思っていました。その理由として、先輩が綿密にコミュニケーションをとりながら全体を引っ張ってくれていた印象があったからです。なのでそうした選手になって、後輩と一緒に関カレや対校戦で強い早稲田を見せたいなという気持ちが強くありました。→続きを読む
【全カレ直前×ラストイヤー特集(4)】ラストシーズンにかける思い
――ラストシーズンに臨むにあたって、最初にどんな目標を立てていましたか
村上 記録としては自己ベスト更新を目標にしています。成績としては、春の時点でまず日本選手権入賞を目標にしていて、その目標を達成するために、関カレや記録会で自己ベストに近い記録を出すことを目標にしていました。
青栁 僕は大学4年まで自己ベストを更新できなかったので、最低限の目標が自己ベスト更新でした。監督にも7メートル80は跳べる実力があると言われていたので、最高の目標は7メートル80です。それを出せば両インカレとも入賞は確実、うまくいけば3番以内に入れると思っていたので、記録にこだわっていました。日本インカレで確実に入賞して、1点を持って帰ってくることを目標にしています。→続きを読む
[競走]全カレ直前×ラストイヤー特集『青栁柾希×村上夏美』
今年6月に、それぞれ高校以来の自己新、自己タイをたたき出した二人。ともに過ごした高校時代から、大学最後のシーズンにかける思いまで、たっぷり話を伺った
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— 早稲田スポーツ新聞会 (@waseda_sports) September 13, 2021