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大坂なおみ選手が投げかけたもの 大学部活動でも起こる心の問題−内田直・早大名誉教授

大坂なおみ選手(USA TODAY・ロイター=共同)

トップアスリートにも一般の人にも共通すること

冒頭のリンク先は、2021年6月1日に大坂なおみ選手がTwitterに投稿したもので、全仏オープンの棄権を表明しています。この直前に、メディアへのインタービューを拒否し、主催者側から罰金を科されるというようなこともありました。このような流れの中で、いくつかのメディアから私にコメントを求める連絡がありました。

アスリートのメンタルヘルスの問題は、アスリートに限らず一般のメンタルヘルスの問題とも共通したことであり、この機会に私自身の意見をまとめ、メディアにも掲載されました。これは、これを早稲田大学競技スポーツセンター向けにこの文章を加筆したものです。この文で私がアスリートの学生諸君、そしてその後スポーツ指導者になった人たち、スポーツを愛する人達に知ってもらいたいのは、これは大坂なおみ選手というトップアスリートに起こりがちな事例ではなく、日常にたくさん見いだせる問題を内包しているということです。そういったことを多くの人たちが理解し、社会が変わっていくと良いと思っています。→続きを読む【スポーツナビへ】

主な内容

・「プロテニスプレーヤーとして活躍する」=「人前で自分を表現することが必須となる」図式
・他に選択肢のないプロアスリート
・メンタル不調は、目で確認できない”怪我”
・反則金を課すのは、理解の全く無い対応
・精神障害に対してのノーマライゼーションはどうか?
・早稲田大学での経験
・おわりに

【著者略歴】内田直(うちだ・すなお)
「スリープ・メンタルヘルス総合ケア すなおクリニック」院長。早稲田大学名誉教授。博士(医学)東京医科歯科大学。精神科専門医。日本スポーツ精神医学会理事長。
1983年、滋賀医科大学 医学部卒業。同年、東京医科歯科大学付属病院精神科神経科医員。1990年、カリフォルニア大学ディビス校医学部精神科客員研究員。1992、東京都精神医学総合研究所 副参事・睡眠障害研究部門長(退職時)。2003-2017 年、早稲田大学スポーツ科学学術院教授。

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