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ラグビー蹴球部、天理大に完敗 2年連続の『荒ぶる』は歌えず

ノーサイドで相手選手と健闘を称え合う古賀由教(スポ4)=写真右

早稲田大学ラグビー蹴球部は1月11日、全国大学選手権決勝で天理大と対戦し、28−55で敗れて準優勝となりました。2年連続の『荒ぶる』に向けて臨んだ試合でしたが、大学選手権決勝としては過去最多得点となる天理大の猛攻にあいました。相良南海夫監督(1992年 政治経済学部卒=東京・早大学院)は「天理大学が今日は本当に素晴らしかった」と相手の戦いぶりを称賛しました。

全国大学選手権 1月11日 対天理大 東京・国立競技場

丸尾主将「下級生がこの悔しさをばねに、また日本一をつかみ取ってくれる」

試合終了後、チームメイトをねぎらう丸尾主将(写真中央)

ボール争奪戦で後手を踏む苦しい展開となった早大。前半3分に先制トライを献上すると、10分にも反則をきっかけにトライを許して0−14とされ、試合の主導権を握られます。20分にPR小林賢太(スポーツ科学部3年=東福岡)が天理大のディフェンスを突破してトライを返すも、前半はこの1トライのみ。天理大のアタックに押されて失点を重ね、7-29で前半を終えました。

後半も開始6分にスクラムを押し込まれてこぼれたボールからトライを奪われるなどして7-36。しかし、早大も粘り強さを見せ、12分にFB河瀬諒介(スポーツ科学部3年=東海大大阪仰星)が細かいステップワークでかわしてトライを挙げて反撃。27分にもPR小林のパスダミーを交えた鮮やかな突破からパスを受けたSH河村謙尚(社会科学部3年=大阪・常翔学園)が走り切ってトライを奪い、SO吉村紘(スポーツ科学部2年=東福岡)が難しい角度のコンバージョンを決め意地を見せます。

早稲田の意地を見せる場面もあったが…

21-55で迎えた終了間際には、後半から1年生で大舞台に出場したCTB伊藤大祐(スポーツ科学部1年=神奈川・桐蔭学園)も奮闘し、インゴールに飛び込んで一矢報いるも、28-55でノーサイドとなりました。

この試合で第一線での競技に区切りをつける予定のNO・8丸尾崇真主将(文化構想学部4年=東京・早実)は「ブレイクダウンやセットの部分で、少しずつ想定を上回られた」と振り返り、「いつかこの経験があったからこそ前に進めたんだと言えるような人生を歩みたい」と語りました。

「天理大が今日は本当に素晴らしかった」
相良南海夫監督(1992年 政治経済学部卒=東京・早大学院)

――試合を振り返って

国立競技場に2年連続で来ることができて、日本一にチャレンジする舞台に立てて、お客さんのいる中で戦えたことを本当にうれしく思います。結果としては、天理大学が今日は本当に素晴らしいラグビーをしたと思います。我々も1年間やってきたものをやり切るのがこの場所だと思ってグラウンドに立ちました。

選手はやり切ったと思いますが、天理大学の圧力によって、自分たちの力を出させてもらえなかったというところだと思います。ブレイクダウンでのプレッシャーの強度などが、想定していたよりも天理が素晴らしかった。力がありました。想定の不足は、私が選手に申し訳なかったと思っています。天理大学が今日は本当に素晴らしかった、の一言に尽きます。この悔しさを来年以降につなげてまた頑張りたいです。

――今の4年生を3年間見てどう感じますか

自分のわがままとかではなく、「自分がこうしたい、こうなりたい」という意思表示、気持ち、感情というのが出てくるようになったと思いますし、それがチーム力を上げてきたのかなというのが、一番自分の中で評価している部分です。

――この1年で得たもの、早稲田の文化として残していきたいものは

どこの大学も一緒なのですが、早稲田にとっても難しい1年だったと思います。(早稲田は)春夏とトライアンドエラーを繰り返しながら、色々なことをやって引き出しを増やして成長していくようなチームです。そういう経験しかしてなかったので実は不安でした。しかし対抗戦を通じて成長すればいいと腹をくくって、序盤は色々なメンバーを使いながら本当に1試合1試合成長する中で、うちの部員は皆問題を解決する能力を持っていると感じたので、そういうものをカルチャーとして残していければと思います。

「コロナの中でラグビー、本当に幸せなことでした」
NO・8丸尾崇真主将(文化構想学部4年=東京・早実)

――大会を振り返って

本当に大変な時期に大学選手権決勝を迎えられたことをうれしく思います。結果として、本当に素晴らしい天理大学のラグビーに負けてしまいましたが、来年以降下級生がこの悔しさをばねにまた日本一をつかみ取ってくれると思います。

――この1年は丸尾さんにとってどんな1年でしたか

正直、コロナで苦しいと思ったことはなかったですね。コロナの中でラグビーができるだけで本当に幸せなことでしたし、対抗戦を無事終えられて、選手権も無事終えられて、本当に幸せでした。協会含め関係者の皆様、全国のラグビー部員の皆様、そして最前線で奮闘している医療関係者の皆様など全ての人に感謝しています。

――ラグビー人生を振り返っていかがですか

つらいこともありましたし、うれしいこともありました。やはりここで優勝することを目標としてずっとラグビーをやってきたので、それがかなわずに競技から離れるということは心残りや、やり切れなかったという思いはあります。ですが、いつかこの経験があったからこそ前に進めたんだ、といえるような人生を歩みたいと思います。

「戦う気持ち、相手のほうが上回っていた」
PR小林賢太(スポーツ科学部3年=東福岡)

――自分でボールを前に運ぶ場面もありました

正直この試合に向けて準備してきて全てぶつけてやろうという思いでやった中で、こういう風に天理大学の圧力を受けてしまって、結果としては本当に悔しい気持ちが残っています。相手に与えるプレッシャーなどの部分で早稲田大学が天理大学に下回ってしまった。決して誰も「戦わない」という気持ちがあったわけではなくて、戦う気持ちが相手の方が上回っていたのかなと思います。

――来年に向けて今日の試合の意義は何だと思いますか

3年間大学選手権に出た中で、今日の試合は不完全燃焼で終わってしまって、結果としても負けで。早稲田は勝たなければいけない、荒ぶるを獲らなければいけないチームだというプレッシャーもあるのですが、早稲田でラグビーするからにはやはりそこを目指して、自分たちの目標に向かってこれから上井草での練習をひとつひとつ積み重ねて、来年またこの舞台でリベンジ、荒ぶるを獲るために日々練習を頑張っていきたいと思います。

「悔しいしかででこないです」
FB河瀬諒介(スポーツ科学部3年=東海大大阪仰星)

――終わった瞬間から涙が止まりませんでしたが、どういうお気持ちでしたか

悔しいというか、悔しいという言葉で収めていいのかというくらい、悔しいしか出てこないです。

――天理がトロフィーを掲げるときに、古賀選手(古賀由教、スポ4=東福岡)からビジョンを指されながら何か声を掛けられていましたが、どういう言葉があったのでしょうか

しっかりこれを見て、来年この悔しさを忘れずに頑張ったら絶対日本一になれるからと、声を掛けてもらいました。

――ノーサイドの直後に、丸尾選手に肩を抱かれて何か声を掛けられていたと思いますが

「顔を上げろ」というのはずっと言われていました。

――主将は泣いていませんでしたが、それを見ていかがでしたか

頭が真っ白になってしまってあまり覚えていないんですけど、この1年間コロナという状況の中でも引っ張ってもらったので、本当に4年生には感謝しかないです。

――一番感じた天理との差は何でしたか

決勝に向けた思いですかね。僕たちも勝ちたいという思いはすごく強くて、どの試合も『BATTLE』できたんですけど、それ以上に『BATTLE』されました。

――今回のことをどのようにつなげていきたいですか

この悔しさを糧にして、3年生以下の(決勝に)出ていたメンバーが次の1年どれだけ目の色を変えてできるかだと思うので、その悔しさをチームに伝えながらやっていけたらいいなと思います。

「1年後、ここに戻ってリベンジする」
SO吉村紘(スポーツ科学部2年=東福岡)

――なかなかボールを奪えなかったように見えました

そうですね、天理大学さんのアタックの読みも良かったですし、僕たちはこれまでそういった押し返すシーンを連続で出せていたのですが、そこが一回で終わってしまったりという単発なオフェンスになっていたと思います。そこの部分は次のシーズンの課題かなと思います。

――今日の課題をこれからにどう生かしていきますか

見つかった課題というよりも、優勝しないと意味ないなと思いました。決勝に出るだけじゃなくて。この厳しいシーズンの中でやってきたことに自信はありましたけど、でもやっぱり優勝と2位というのはこんなにも違うのかということを見せつけられたので、もう一回もっと突き詰められたんじゃないかというところを見直して、また1年後、ここに戻ってこれるように、そしてリベンジできるように毎日準備していきたいなと思います。

「これから全てにおいてレベルアップを」
CTB伊藤大祐(スポーツ科学部1年=神奈川・桐蔭学園)

――今日の試合を振り返って

すごく悔しかったですし、自分のやるせなさ、力のなさに今日で気づけました。これから全てにおいてレベルアップしないと通用しないんだなと思ったので、切り替えて明日からまたやっていこうと思います。

――天理との差を感じた部分はどこですか

個々のスキルの差もあったかもしれませんが、やはり仕掛ける部分が甘かったというか。天理さんの方がずっと仕掛けてきましたし、心技体でいうマインド、心の部分が負けていたと思います。その部分はスキルが伴っていないと出てこないと思うので、そういった意味では完敗だったなと思います。

――1年生でメンバー入りをして難しい環境での1年だったと思います

けがもあってシーズン序盤は試合に出られない時期もありましたが、最終的に出させてもらったのでよかったです。これはこれで終わったことなので、自分の悪かったところをしっかりと見直して次につなげたいなと思います。

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