早稲田大学応援部の4年生部員の大半にとって最後の応援活動となった早慶サッカー定期戦「早慶クラシコ」。コロナ禍で多くの応援活動が制限される中、早慶クラシコで実現できたのは、ア式蹴球部員の努力があってこそでした。
早慶サッカー定期戦 12月5日 駒沢オリンピック公園陸上競技場
ア式と共に闘う 早慶クラシコ応援
【2020.12.10早稲田スポーツ】
駒沢オリンピック公園にて、早慶サッカー定期戦、通称早慶クラシコが開催された。雨が降り、気温が下がる中、選手たちは熱闘を繰り広げ、応援部も飛び跳ね、手を叩き、熱い応援で選手を後押しした。結果は1−1で早慶戦13年ぶりの引き分けとなり、両校共に悔しい結果となった。
この早慶サッカー定期戦は関東大学リーグ戦の一節として行われたが、その中でもこの伝統の一戦を尊重し、特別な試合として開催された。その裏には開催までも、そして当日の運営にもア式蹴球部の部員たちの大きな努力があった。応援部が応援活動を行うことが可能になったのも、ア式蹴球部員が近隣へのポスティング活動などで理解を得て、実現したものであった。
会場には学生団体「ULTRAS WASEDA」をはじめサポーターが作成した旗や横断幕が掲げられており、応援部が作成した「荒れ狂え早稲田」の横断幕もSNSで募集した応援のメッセージを乗せ、掲げられた。試合開始前にはア式蹴球部の外池大亮監督(平9社卒=東京・早実)も応援部員の元を訪れた。→続き・応援部コメントを読む
宮川隼 代表委員主将(人4=千葉・稲毛)
「応援部全体としてはこのご時世の中で数少ない早慶戦というものを応援させていただくそういった意味で喜びはありました」
大久保友博 学生誘導対策責任者(政経4=千葉南)
(「荒れ狂え」の横断幕について)「観客の方が満足な形で参加できないんで、そういう人たちの気持ちっていうのを何かしらの形で表現したいと思って作成しました」
石島航輔 副将兼吹奏楽団責任者(教4=東京・都市大等々力)
(普段の応援曲以外の演奏が大半)「例年サッカー応援は年間何回かあるのですが、今年は二回目ぐらいで。もうないかな、と思っていたのですが、四年間の最後にサッカーで使う曲も応援で吹くことができてよかったなと思います」
蘆野茉柚 副将兼チアリーダーズ責任者(教4=東京・早実)
「いつもの早慶サッカーは合同演技とかハーフタイム演技を新人が出ることは少なかったんですが、今年はこの12月という新人が慣れた時期ですし、新人含めて全員で演技できたというのは、4年生最後の応援でもあったので、すごい感慨深いものになったかなと思います」