11月7・8日に明治神宮野球場で行われる東京六大学野球秋季リーグ戦の早稲田大学対慶應義塾大学戦。10季ぶりの優勝がかかった早慶戦に、野球部が挑みます。早稲田スポーツ「秋季早慶戦直前特集『全身全霊』」では、小宮山悟監督(1990年 教育学部卒)と早川隆久主将(スポーツ科学部4年)が、決戦に向けて意気込みを語りました。
【連載】秋季早慶戦直前特集『全身全霊』
第12回 小宮山悟監督「一生の宝になるような2試合にしたい」
【2020.11.06早稲田スポーツ】取材・編集:池田有輝、山崎航平、山田流之介、

法大2回戦で救援登板する早川(左)にボールを渡す小宮山監督
就任2年目を迎えた今年、元メジャーリーガー指揮官が真価を発揮し始めている。東京六大学春季リーグ戦(春季リーグ戦)では3勝2敗の3位となったが、黒星はいずれも延長タイブレークでのもの。確かな手応えを得ると、迎えた秋季リーグ戦でも5勝3分と好成績が続く。何と春秋通して、9回終了時点での敗戦が一度もないのだ。早慶戦でもその手腕に期待がかかる小宮山悟監督(平2教卒=千葉・芝浦工大柏)に、今季の振り返りや早慶戦への意気込みなど、ざっくばらんに伺った。→続きを読む
◆小宮山悟(こみやま・さとる)
1965(昭40)年9月15日生まれ。千葉・芝浦工大柏高出身。1990(平2)年教育学部卒業。早大野球部第20代監督。現役時代のエピソードをお伺いした際には、当時のことを丁寧にお話してくださった小宮山監督。安藤元博氏らとの会話を通じて、「相当苦しかった練習をいい思い出として語れる素晴らしさを感じた」という話が印象的でした。今年の早大ナインも、新型コロナウイルスの影響もあってたくさん苦しい思いをしたと思います。いつかそれも思い出話として、仲間たちと楽しく語らうことのできる日が来るといいですね。
最終回 早川隆久主将「一球一球、噛みしめ、最後の早慶戦をものにする」

法大1回戦で三振を奪い、雄たけびを上げる早川
対談の最終回には早川隆久主将(スポ4=千葉・木更津総合)が登場する。早川は今季ここまで5試合に登板して4勝0敗、防御率0.25と圧倒的な成績を残し、悲願の優勝へ向けて進む早大を引っ張っている。そんな左腕に、これまで主将として過ごしてきた中で見い出した『主将の役割』や、最後の早慶戦に懸ける意気込みなどを含め、今の胸中を伺った。→続きを読む
<圧巻の投球で今季2度目の完封!>
今季4度目の先発となった早大の絶対的エース・早川隆久(④木更津総合)。9回3安打12奪三振とまたも二桁奪三振の好投。早川の進化が止まらない!#big6tv #六大学野球 #早稲田 #早川隆久 #木更津総合 #早川劇場 pic.twitter.com/ZjrYyQrgFm— BIG6.TV (@big6_tv) October 24, 2020
◆早川隆久(はやかわ・たかひさ)
1998(平10)年7月6日生まれ。180センチ、77キロ。千葉・木更津総合高出身。スポーツ科学部4年。投手。左投左打。両校が無敗のまま行われる早慶頂上決戦。早大は優勝するために1勝1分、または2連勝が必要で、1戦も落とせません。そして、早川選手ら4年生にとってはこれが最後の試合となります。「一戦一戦、一球一球、噛みしめながら」という言葉通り、支えてくれたチームメートへの感謝の気持ちも込めて、『全身全霊』で戦います。