10月26、27日に福岡・本城陸上競技場で開催された第103回日本陸上競技選手権リレー競技大会の男子4×400mリレー(マイル)で、早稲田大学競走部が3年ぶりに優勝を果たし、社会人を含む真の日本一に輝きました。
マイルは第一走者から小久保友裕選手(スポーツ科学部3年=愛知・桜丘)、小竹理恩選手(同2年=栃木・佐野)、山内大夢選手(同2年=福島・会津)、伊東利来也選手(同3年=千葉・成田)で編成。予選を全体タイム1位で順当に勝ち上がり迎えた決勝では年長の3年生・小久保選手と伊東選手が活躍しました。1走の小久保選手が一位で差をつけると小竹選手・山内選手の2年生コンビがしっかりつなぎ、アンカーの伊東選手が先頭へ抜け出てポジションをキープし、歓喜のゴールテープを切りました。
伊東選手は400mの早稲田大学記録にあと0.08秒に迫る早稲田大学歴代3位の記録をもち、東京2020大会への出場も期待される実力派です。この2年間マイルでは好成績を残せませんでしたが、この日ついに悲願を達成し、「今までの積み重ねが実を結んだ」と語りました。伊東選手にとって2019年は、インカレ男子400mで優勝、IAAF世界リレー2019横浜大会の男女混合4×400mリレーに出場して3分19秒71の日本最高記録樹立、ドーハ世界陸上の日本代表選出されるなど充実の1年となりました。
伊東選手は2020年度競走部主将就任も決定しており、来年度のチーム目標として「関カレ(関東学生対校選手権)や全カレ(日本学生対校選手権)、そして駅伝で僕たちが満足いく結果を残すこと」と話しました。
目標に向けて成長し続ける競走部への暖かいご声援、これからもよろしくお願いいたします。