10月11〜13日、愛媛総合運動公園にて全日本大学対抗王座決定試合が開催され、庭球部男子が王座新記録となる15年連続学生日本一に輝きました。決勝は宿敵・慶應義塾と対戦し、エース・島袋将副将(スポーツ科学部4年=三重・四日市工)やルーキー・白石光選手(スポーツ科学部1年=千葉・秀明八千代)の活躍、ダブルスで負け越す展開からシングルスで怒涛の5勝による逆転劇等、大変見応えのある試合展開となりました。
序盤から苦戦を強いられたダブルス。1組目の古賀大貴副将(スポーツ科学部4年=大分舞鶴)・安上昂志選手(スポーツ科学部4年=福岡・柳川)組、2組目の髙村佑樹主将(スポーツ科学部4年=千葉・東京学館浦安)・田中優之介選手(スポーツ科学部3年=埼玉・早大本庄)組がどちらも敗北。団体戦では今季初めて2敗を喫しましたが、島袋副将・千頭昇平選手(スポーツ科学部3年 =愛知・誉)組の3組目が流れを引き戻す大きな1勝を挙げ、シングルスへと折り返しました。
ダブルスでの不穏な予感はシングルスにも波及し、初戦でストレート負けを喫します。しかし、シングルス2試合目の木元風哉選手(社会科学部3年=埼玉・早大本庄)が勝利し嫌な流れを止めると、直後の藤井颯大選手も逆転勝利を挙げ通算成績をタイに戻しました。そして団体戦シングルス全勝中の千頭選手が実力を発揮し、ストレート勝ちで早稲田は勝利に王手をかけました。
王座制覇を託されたのはルーキーの白石選手。強敵相手にファーストセットを1ゲームも与えず奪うと、セカンドセットも接戦を制し、この時点で早稲田の王座15連覇が確定しました。その後もエース・島袋副将がシングルスでも逆転勝利を収め、かねてから目標としていた団体戦シングルス全勝を達成し優勝に花を添えました。
最高の形で勝利した庭球部。15連覇を達成しましたが、これからも早稲田大学庭球部の勢いはとどまることがありません。今後も引き続き、早稲田大学庭球部への暖かいご声援のほど、よろしくお願い致します。