9/5~8にかけて埼玉・戸田ボートコースで開催された第46回全日本大学選手権(インカレ)で、漕艇部女子が金メダル2個銀メダル1個獲得を含む5種目で入賞を果たす安定した力をみせ、2年連続総合優勝を達成しました。男子部は金メダル1個を含む3個のメダルを獲得し、9年ぶりの総合準優勝となりました。
女子部:総合2連覇達成 女王の座を不動に
最初の決勝種目である舵手なしペアには三浦彩朱佳選手(文学部3年=青森)・尾嶋歩美選手(スポーツ科学部3年=埼玉・南稜)ペアが出場。序盤は立命大に先行を許すも、コンスタントで艇を伸ばして先頭に立つと、ラストの富山国際大の猛追を退け、見事金メダルを勝ち取りました。昨年のインカレではともにメダルに届かなかった二人が悔しさを力に変え、栄光をつかみ早稲田に勢いをつけました。
総合優勝を託されたのは女子の花形種目・舵手付きクォドルプル。決勝ではスタートに強い中央大にリードされますが、コンスタントで追い抜くことに成功。その後は着実に差を広げ、昨年に引き続きこの種目で学生の頂点に立ちました。また、この種目での優勝により、早稲女のインカレ2連覇が決定。一昨年に9連覇を逃し涙の女王陥落から2年、昨年のインカレ優勝で復権を果たし、今大会での連覇でその座を再び確固たるものとしました。
男子部:9年ぶり総合準優勝 舵手なしペアが悲願の学生日本一達成
舵手なしペア決勝で牟田昇平選手(商学部2年=兵庫・三田学園)・川田諒選手(社会科学部4年=愛媛・松山東)ペアが学生日本一に輝きました。大学からボートを始めてまだ2年の牟田選手の勢いと、このインカレで高校から続けてきたボート競技を引退する川田選手の集大成となる意地で勝ち取った金メダルに、漕艇部員は大いに沸きました。その他シングルスカルと舵手付きフォアの2種目で銅メダルを獲得し、近年で最も多く決勝進出クルーを輩出した結果、9年ぶり総合準優勝に輝きました。
本大会をもって4年生は引退、漕艇部は新体制となり新たな船出を迎えます。今後とも早稲田大学漕艇部への応援を宜しくお願いいたします。
早稲田スポーツフェスタin東伏見でボート体験教室を開催
9月16日(月/敬老の日)に開催する早稲田スポーツフェスタin東伏見において、漕艇部員によるボート体験教室「目指せ!未来のオリンピアン~わくわく!ボート体験~」をスポーツホール地下1階ウェイトルームで10:30~、12:30~、14:30~の3回実施します。ローイングエルゴメーターを使って陸上でボート競技の動きを体験できます。詳細はイベント特設サイトをご覧ください。たくさんのご来場をお待ちしています。
主な結果
【女子舵手なしペア】
S:三浦彩朱佳(文学部3年=青森)
B:尾嶋歩美(スポーツ科学部3年=埼玉・南稜)
8分13秒07 ≪1着 総合1位≫
【女子舵手付きクォドルプル】
C:奈良岡寛子(教育学部3年=青森)
S:安井咲智(スポーツ科学部3年=東京・小松川)
3:南菜月女子副将(教育学部4年=新潟南)
2:宇野聡恵(スポーツ科学部2年=大分・日田)
B:藤田彩也香(スポーツ科学部3年=東京・小松川)
6分54秒52 ≪1着 総合1位≫
【女子シングルスカル】
松井友理乃(スポーツ科学部3年=愛媛・今治西)
8分28秒14 ≪2着 総合2位≫
【男子舵手なしペア】
S:川田諒(社会科学部4年=愛媛・松山東)
B:牟田昇平(商学部2年=兵庫・三田学園)
7分25秒62 ≪1着 総合1位≫
【男子シングルスカル】
阿部光治(スポーツ科学部1年=愛知・猿投農林)
7分27秒10 ≪3着 総合3位≫
【男子舵手付きフォア】
C:菱谷泰志(スポーツ科学部3年=鳥取・米子東)
S:髙山格(スポーツ科学部4年=神奈川・横浜商)
3:瀧川尚歩(法学部3年=香川・高松)
2:菅原諒馬(商学部4年=東京・早大学院)
B:堀内一輝(スポーツ科学部4年=山梨・富士河口湖)
6分36秒96 ≪3着 総合3位≫