10月15日(月)、団体戦での大学日本一を決定する全日本大学対抗王座決定試合(王座)の決勝戦。庭球部女子が亜細亜大学を4-1で破り優勝し、王座13連覇を達成しました。同日に行われた、庭球部男子決勝でも、慶応大学との熱戦を6-3で制し、14連覇の偉業を達成しました。アベックで王座13連覇という快挙です。
女子部:『チーム力』と『その一球にかける思い』
ダブルス1の大矢希女子主将(スポ4)・上唯希副将(スポ4)ペアが、まさかのストレート負け。しかし、この苦しい場面で、ダブルス2の清水映里(スポ2)・下地奈緒(社2)の2年生ペアが奮起。緊張からか第1セットは落としたものの、第2セットから気持ちを切り替え、徐々に調子を上げていき第2セットを奪取。ファイナルセットは相手を翻弄する巧妙なプレーを重ね逆転勝利し、悪い流れを断ち切りシングルへとつなげました。
最初にシングル3の舞台に上がったのは、上選手。ダブルスの悔しさをバネに、第1、第2セットともに相手をゆさぶる攻撃でゲームを制圧し、日本一に王手をかけました。良い流れでバトンを受け取ったのは、主将の大矢選手。一進一退の攻防が続く長いラリー戦で第1セットを奪い、第2セットも最初から攻撃的なプレーで勝利し、日本一を決めました。更に、清水選手も快勝しました。
男子部:チーム全員が自分を、そして仲間を信じ、成し遂げた14連覇
14連覇を狙う男子部の対戦相手は昨年に引き続き、強豪・慶応大学。安定感抜群の慶大に対し、島袋将(スポ3)・木元風哉(社2)組、齋藤聖真(スポ4)・古賀大貴(スポ3)組と試合を落としてしまうが、坂井勇仁主将(スポ4)・田中優之介(スポ2)組が一勝を取り、ダブルスは1-2とリードを許しシングル戦へ。まず、今大会大活躍の2年生、藤井颯大(スポ2)選手、千頭昇平(スポ2)選手が立て続けに勝利を挙げ、総合スコアで逆転しました。しかし、強豪だけに、次の小林雅哉(スポ3)選手は試合を落としてしまうも、古田伊蕗副将(スポ4)が第1セット、第2セットと連取し勝利。そしてエース島袋選手が接戦を制し、見事14連覇を決めました。最後はセカンドセットから巻き返した田中選手も逆転勝ちを収め、総合スコア6-3で宿敵を下しました。
(写真提供:早稲田スポーツ新聞会)