9/6~9まで埼玉・戸田ボートコースで行われた第45回全日本大学選手権(インカレ)で漕艇部女子が総合優勝を果たしました。昨年インカレ9連覇を逃し涙に暮れてから1年。悔しさをバネに鍛錬を重ね、2年ぶりに大学女王の座を奪還しました。
女子シングルスカル:優勝 米川志保女子主将(スポ4=愛知・旭丘)
決勝戦の一番手としてシングルスカルに出漕した米川女子主将は「自分が勝たなきゃ始まらない」と強い決意で挑み、U23世界選手権・アジア大会日本代表の力を存分に見せつけました。2位に7秒差をつける圧勝劇で自身2015年以来となる2度目の同種目優勝を果たし、チームを勢いづけました。
女子舵手付きクォドルプル:優勝
澤田夏実選手(スポ4=東京・小松川)、安井咲智選手(スポ2=東京・小松川)、松井友理乃選手(スポ2=愛媛・今治西)、宇野聡恵選手(スポ1=大分・日田)、藤田彩也香選手(スポ2=東京・小松川)
女子競技の花形・舵手付きクォドルプルは昨年女王・明治大学とラスト200mでも一漕ぎごとに順位が入れ替わる大接戦になりましたが、最後に勝敗を分けたのは勝利への執念でした。コックスの澤田選手は「あの差なら一本でも多く漕いだ方が前に出るだろう」と判断し、さらにレートを上げるよう指示。極度の疲労にあるはずの4人がさらに加速させわずか0.41秒の差で激戦を制しました。
女子は今年のインカレでは全5種目が最終日まで残り、うち3種目が決勝に進出。2種目で優勝を果たしました。
また男子は総合7位におわったものの、男子舵手付きペアで銀メダルを獲得し意地を見せました。
男子舵手付ペア:準優勝 菅原諒馬選手(商3=東京・早大学院)、山田侯太選手(商2=東京・早大学院)、瀧川尚歩選手(法2=香川・高松)
瀧川選手は大学入学後に競技を始めた新星ながら見事インカレ準優勝まで上り詰めました。高校時代から早大の艇庫で練習を積んでいた付属校出身者と未経験入部者でつかんだ銀メダルは、早大漕艇部の底力を示し、今後の活躍に期待を抱かせるものとなりました。
次戦は現体制で迎える最後の大会、全日本選手権です。社会人の強豪も含めた真の日本一に挑みます。今後とも早稲田大学漕艇部への応援をよろしくお願いいたします。
戦績(決勝出場種目のみ)
【女子シングルスカル】
米川志保女子主将(スポ4=愛知・旭丘)
8分04秒92 【1着 優勝】
【女子舵手付きクォドルプル】
C:澤田夏実(スポ4=東京・小松川)
S:安井咲智(スポ2=東京・小松川)
3:松井友理乃(スポ2=愛媛・今治西)
2:宇野聡恵(スポ1=大分・日田)
B:藤田彩也香(スポ2=東京・小松川)
7分24秒30 【1着 優勝】
【男子舵手付きペア】
C:山田侯太(商2=東京・早大学院)
S:菅原諒馬(商3=東京・早大学院)
B:瀧川尚歩(法2=香川・高松)
7分52秒34 【2着 総合2位】
【女子舵手付きフォア】
C:奈良岡寛子(教2=青森)
S:木下弥桜(スポ3=和歌山北)
3:三浦彩朱佳(文2=青森)
2:青木華弥(教4=東京・本所)
B:北村綾香(スポ4=滋賀・膳所)
7分58秒69 【4着 総合4位】