7/12~15の4日間にわたって墨田区総合体育館で行われた卓球の第88回全日本大学総合選手権(インカレ)団体の部で、卓球部女子が優勝し3年連続学生日本一に輝きました。また、徳永美子女子主将(スポ4=福岡・希望が丘)が、優勝に最も貢献した選手に贈られる殊勲賞を受賞しました。
エースの意地・ルーキーの躍動
3連覇を懸けた決勝は、春季関東学生リーグ戦(春季リーグ戦)でも最後まで優勝を争った中央大学との対戦となりました。1番手を落すも、2番手で登場したエースの阿部愛莉選手(スポ4=大阪・四天王寺)が、相手のセットポイントを何度もしのぎながらジュースを制する精神力の強さを見せ、ゲームスコア3-0の勝利で流れを引き戻しました。3番手のダブルスでは笹尾明日香選手(社1=神奈川・横浜隼人)・岩越帆香選手(スポ1=福岡・希望が丘)のルーキーペアが躍動し、見事ゲームスコア3-1で勝利を挙げ、日本一に王手をかけました。
苦しんで掴んだ涙の3連覇
しかし4番手で敗れ、2-2で日本一の行方は5番手の鎌田那美選手(スポ3=北海道・駒大苫小牧)に託されます。大舞台での強さは折り紙つきの鎌田選手は、得点のたびに大きなガッツポーズで自らを奮い立たせ、勢いを緩めることなく腕を振り続けます。最後の相手のサーブがミスとなり11点目が入った瞬間、早大女子のインカレ3連覇が決定しました。インカレは毎年新たな挑戦であると意識していても、周囲からの3連覇への期待とそれ故のプレッシャーは相当なものがあり、重圧に打ち勝った3人の4年生の目からは涙が溢れました。
創部史上初のグランドスラムへ
このインカレ優勝により、『グランドスラム』(春季リーグ・インカレ・秋季リーグの3冠)達成に夢が繋がりました。創部史上初の快挙を目指し、早稲田大学卓球部の挑戦は続きます。今後とも応援を宜しくお願いいたします。
結果(女子決勝トーナメントのみ)
【準決勝 対神戸松蔭女子学大 ○3―1】
○笹尾3―2打浪
○阿部3―1切石
●笹尾・岩越組2―3打浪・吉田組
○徳永3―0吉田
【決勝 対中大 ○3―2】
●徳永0―3森田
○阿部3―0山本
○笹尾・岩越組3―1秋田・森田組
●笹尾2―3梅村
○鎌田3―0中澤