5月24~27日に東京・辰巳国際水泳場でジャパンオープン2018(50m)が開催され、男子200m平泳ぎで渡辺一平選手(スポ4=大分・佐伯鶴城)が、女子200m平泳ぎで渡部香生子選手(スポ4=東京・武蔵野)がそれぞれ優勝しました。また竹内智哉選手(スポ2=神奈川・湘南工大付)が男子400メートル個人メドレーでリオ五輪金メダリストの萩野公介選手を破り2位に入りました。
渡辺一平選手:世界記録保持者が貫録の優勝
渡辺選手が男子200m平泳ぎでジャパンオープン3連覇を達成しました。膝の痛みに不安を抱える中で臨んだレースでしたが、「勝負だけにこだわらず、僕がペースを作っていく」という強い気持ちで挑みました。前半を1位で折り返すと、予選よりも2秒以上タイムを縮め2分08秒30をマークしました。本調子ではない中でもこの種目の世界記録保持者として堂々たる泳ぎを披露し、8月のパンパシフィック選手権(パンパシ)に向け弾みをつけました。
渡部香生子選手:元世界女王が復活の優勝
渡部選手が女子200m平泳ぎでジャパンオープン3年ぶりの優勝を果たしました。前半を3位で折り返すと、150mでトップに立ち、日本選手権の自らのタイムを上回る2分22秒88をマークしました。昨年は不調に苦しみ日本代表落ちの経験もしましたが、そこから再び這い上がってつかみ取った栄冠に、レース後は「こうやってまた這い上がってこられたというのはうれしいですし、諦めないで良かったなと思います」とコメントしました。8月のパンパシには2年ぶりに日本代表として挑みます。
竹内智哉選手:リオ五輪金メダリストに先着の価値ある2位
竹内選手が男子400m個人メドレーで自己ベスト更新の4分14秒40を記録し、校友の瀬戸大也選手(平成29スポ卒=現ANA所属)に次いで堂々の2位に入りました。また男子200m個人メドレーでも自己ベスト更新の1分59秒17を記録し3位となり、今大会で2度表彰台に上がりました。
この夏行われる国際大会(パンパシ、アジア大会)には渡辺選手、渡部選手に加え、先月の日本選手権を制した幌村尚選手(スポ2=兵庫・西脇工)の3名が日本代表として出場します。早稲田の誇りを胸に世界の舞台で戦う渡辺選手、渡部選手、幌村選手、ならびに早稲田大学水泳部への応援をよろしくお願いいたします。