競技スポーツセンターは、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動の一環として「視覚障がいの方のための伴走ボランティア活動」を部員に広報し、参加を募っています。6月~7月の間に5回実施し、6部の体育各部から18名の部員が参加し、伴走を通じて視覚障がいのあるランナーの方々との交流を行いました。
伴走ボランティアとは
- 開催日
毎週日曜日 午前9:30~12:00 - 会場
代々木公園(渋谷区) - 概要
視覚障がいのある方のランニングのペースにあわせて伴走する - 主催者
第1日曜日:日本盲人マラソン協会
第2/3/4/5日曜日:アキレスインターナショナルジャパン
第3日曜日:東京視覚障害者ランニングクラブ
活動報告
<8月20日(日)バスケットボール部>
8月の伴走活動に参加したバスケットボール部の内山未悠選手(社会科学部2年)は、 「今回、初めて伴走ボランティアに参加しました。これまで障がいを持つ方と直接触れ合う機会はなく、大学の授業などで東京パラリンピックに向けたバリアフリーや『心のバリアフリー』というものを間接的に学んできました。今回、全盲の方と伴走を行い、その方のさまざまなお話を通し、私たち健常者よりも鋭い感覚を持つとともに物事をプラスに捉えておられることを感じました。目が見えなくても音や雰囲気、匂いなどで、私たちと同じように“見えている”のだなと思いました。道で聞こえる子供達の声や、自転車の音、わずかな坂の傾斜などを感じ取り、私よりも多くの情報を収集して歩まれておられる姿に感動しました。全盲でありながらも、ランニングを行う上で何ひとつ不自由していないのではないか、とも思わされました。
この伴走活動を通じ、「障がい者」と「健常者」という壁を作っているのは、私たち健常者自身であると思いました。障がいを持つ方を理解し実際に触れ合うことで、障がい者の皆さんが思っていること、バリアに感じていることにも気付けるのだなと思いました。今回、全盲の方との伴走を通じ、かけがえのない貴重な経験ができました。自分自身が日常生活を送る上での新たな発見や気づきも増え、障がいをもつ方々と共生する社会の一員としての自覚も持てたような気がします。今後も、是非参加したいと強く思っています」と語っています。
<8月27日(日)剣道部・ボクシング部・自動車部>
<9月3日(日)競走部・剣道部>
<9月10日(日)射撃部>
<9月24日(日)自動車部>
早稲田アスリートプログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員が早稲田大学体育各部の部員としての自覚を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。