早稲田大学柔道部は、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動プログラムの一環で、岩手県宮古市で開催された市内の中高生との合同練習を行うと共に、大学生による技の講習会を開催しました。下田主将はじめ、5名の部員が参加しました。
◆期間:8月1日(火)~8月4日(金)
◆場所:岩手県宮古市
◆参加人数:5名
柔道部における東北でのボランティア活動は、東日本大震災が起きた2011年の8月に、早稲田大学柔道場の畳224枚を岩手県の中・高学校3校に寄贈させて頂いたことがきっかけとなり、始まりました。その後、定期的に交流を重ね、今回も早稲田大学柔道部員が宮古市内の中・高生と共に合同稽古を行うとともに、大学生による技の講習会を開催しました。生徒たちは、分からないことがあればすぐに「教えてください!」と熱心に指導を求め、練習が終わった後も皆、大学生が持っている知識・技術を吸収しようと質問してきました。また、今年は学生トレーナーも参加したため、ウォーミングアップやトレーニングなど、柔道の技以外の伝達も行うことが出来ました。
下田将大主将(スポーツ科学部4年)は「今回、宮古ボランティアに参加し、様々な経験、気づきを得ることができました。そして、宮古の生徒からは、純粋に柔道を愛し、強くなろうという想いを感じ取ることができました。また、津波の被害にあった現場を回り、その中で『たろう観光ホテル』に伺った際に、ホテルの社長が自ら死を覚悟で撮影した津波の映像を、実際に撮影した部屋で観させていただきました。ニュースなどで何度も津波の映像を見ましたが、現地を見学した後にその映像を見ると、想像を遥かに超える恐怖を感じました。今回は柔道を通してのボランティアでしたが、様々なお話を聞かせて頂いたり、実際に現地を見学したりと、貴重な体験もさせて頂きました。また、宮古の生徒の柔道に対する取り組む姿勢は、私にとっても良い刺激となり今後の競技生活にも活かされると思います」と語っていました。
WAPボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は、早稲田大学体育各部の部員としての自覚を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。