2016年12月23日（金／祝）、早稲田キャンパス10号館109教室および大隈ガーデンハウスにて、「2016年度 総長招待 早慶戦優勝部表彰式 祝賀会」が開催されました。鎌田薫総長の呼びかけで開催されるこの会は、早慶戦に勝利した部（チーム）の栄誉を讃え賞するもので、今年で6回目となりました。今年度は、4年生を中心とした部員、および指導者、OB・OG会長ら、応援部を含む33部（46チーム）より約450名が参加しました。
表彰式
今年は10号館109教室に早慶戦に勝利した部や、早慶戦を懸命に応援した応援部が一堂に会しました。大学からは鎌田薫総長、河野洋平稲門体育会会長、村岡功スポーツ振興・オリンピック・パラリンピック事業推進担当理事、岩井方男競技スポーツセンター所長が出席しました。
表彰式では鎌田薫総長から勝利した部を代表してヨット部の平川竜也主将（スポーツ科学部4年／神奈川県・逗子開成高校出身）に授与されました。また、応援部へは感謝状が授与されております。その後、全員での記念写真撮影、応援部の協力により、校旗をバックとして部ごとに写真撮影を行いました。
＜鎌田薫 総長挨拶（一部）＞
本日は早慶戦を実施している部門で８割を超える部門が対象となり出席をしています。今までは勝利している部門が多いため参加人数制限を設けていましたが、それも寂しいので今回は大きな会場でみんなが集まるようにして大いに盛り上がりたいとのことでこの場所を使い、今日はたくさん集まっていただいて大変嬉しく思います。早慶戦は今年で113年の歴史があり、大変伝統のある一戦であり、全日本選手権とはまた違った意味を持った大会であると思います。早稲田と慶應が互いの良きライバルとして、お互いを尊重して最大の競争相手として切磋琢磨することによって日本のスポーツ全体が盛り上がってきたということだと思います。この伝統を受け継いでさらに大きく育てていくことが、東京オリンピック・パラリンピックを間近に控えた日本のスポーツ界全体へも早稲田大学の果たすべき役割の一つだと思っております。この場にいらっしゃる皆さんは大いに成果を上げたわけで、卒業後も部の伝統を後輩に引き継ぎ、そして精神的にも技術的にも後輩たちを支えていき、早稲田の体育各部として日本のスポーツ界の発展につなげていってほしいと思います。全ての部の早慶戦を始めとする競技を応援という形で支えていただいた応援部の方々、それぞれの部の部長、監督、コーチ、校友の方々に心よりお礼を申し上げます。
＜河野洋平 稲門体育会会長挨拶（一部）＞
早慶戦に勝った部のみなさんおめでとうございます。私は新入部員と話すとき、絶対に早慶戦だけには負けてはいけない、慶應だけには絶対負けるなと言っています。慶應というのは見事な大学であります。早慶戦は単に早稲田、慶應ということではなく、アマチュアスポーツのもっとも高いレベル、それはスポーツの技量の高さだけでなく精神的にも、伝統が育て上げた格式からいっても最も高い戦いであるので、そこで勝利するということはとても重要なことです。私は学生時代、早慶戦を経験しており競走部の主務をしておりました。60年経ちましたが今でも当時の慶應の主務とは最も仲の良い友人としております。
早慶戦という絶好のライバルとの戦いはみなさんにとっても思い出に残っていくものと思います。早慶戦に勝利したことをお祝い申し上げます。そして、大学スポーツ、もちろん勝つことが大事ですが勝つだけではなくて大学のスポーツの持つ意味というのを噛みしめていただきたいと思います。文武両道は大事です。しかしそれだけではなく、先輩が積み重ねてきた社会的信用が伝統に裏打ちされており、諸君はそれにもう１枚信用を重ねる責任があるということをどうぞ忘れないでください。１年間のみなさんの活躍に心から敬意を表し、スポーツ選手として新しい年にぜひ活躍してほしいとお願いして挨拶としたいと思います。
＜ヨット部 平川竜也主将＞
総長、大学関係者の皆さま、このような場所を設けていただきありがとうございます。早慶戦には絶対に勝たなければならない思いで４年間やってきました。今後も後輩達がこの場に来られるよう、後輩の支援、指導に携わっていきたいです。本日は、誠にありがとうございました。
祝賀会
祝賀会では応援部のオープニングセレモニーが行われ、村岡スポーツ振興・オリンピック・パラリンピック事業推進担当理事より激励と期待の言葉をいただき、岩井競技スポーツセンター所長が乾杯の挨拶をしました。和やかに歓談が行われ、鎌田総長と写真を撮るなど楽しい時をすごしました。
今年も、早稲田スポーツを応援する「早稲田のあしながおばさん（匿名希望）」と「本庄早稲田の杜農業プロジェクトから、じゃがいも・人参・玉ねぎ・肉などがさしいれされ、愛情一杯の特製カレーやポテトサラダなどをおいしくいただきました。「本庄早稲田の杜農業プロジェクト」を代表して瀬島粹仁さん（商学部4年）から熱い応援の挨拶をいただきました。また、鎌田総長直筆のメッセージが刻まれた『スペシャルカード』が各部に贈呈され、総長より、部員代表として応援部前代表委員 鈴木崇正主将（教育学部4年／静岡県・韮山高校出身）に手渡されました。続いて、軟式庭球部の下田純平主務（商学部4年／東京都・早稲田実業学校出身）から学生代表挨拶がありました。
＜鈴木崇正 応援部前代表委員主将＞
早慶戦勝利おめでとうございます。応援部は体育各部を応援しておりまして早慶戦は特別なものであり、早慶戦があるから応援部も応援を繰り広げられると思いました。早慶戦でしかやらない応援もあります。卒業しても、早稲田大学体育各部を盛り上げるために今後も支援をしていきたいですし、早稲田の体育各部のつながりを大切にしていきたいです。本日は誠におめでとうございました。
＜下田純平 軟式庭球部主務＞
まずはじめに、鎌田総長をはじめ、関係者の皆様、本日はこのような素晴らしい会を開いて下さいまして、誠にありがとうございます。また、日頃より私たちが不自由なく活動出来ていますのも、皆様のお力あってこそだと思います。体育各部生を代表しまして深く御礼申し上げます。さて、今年も伝統ある早慶戦において32の部、45チームが勝利することができました。3/4を超える部が勝利を収め、ここにご招待頂くことができたこと、大変嬉しく思っております。今後も全ての部の後輩たちが早稲田の伝統を引き継ぎ、さらなる飛躍を目指して、共に高め合いながら、早稲田スポーツを更に盛り上げていってくれることと思います。ここにいる4年生は競技は違えど、早稲田の看板を背負い、戦ってきた仲間として、強い繋がりを感じます。それぞれ進路は違いますが、共に刺激し合いながら、日本を、世界を盛り上げていくような人材になって行きたいと思っています。最後になりますが、鎌田総長をはじめ、関係者の皆様、本日は誠にありがとうございました。
◆【第１部 表彰式及び写真撮影】
司会：植村智子アナウンサー（人間科学部卒・応援部OG）
・開式
・賞状授与（代表：ヨット部 平川竜也主将）
・鎌田薫総長式辞
・河野洋平稲門体育会会長祝辞
・閉式
・全体集合記念写真撮影
・部ごと集合記念写真撮影
◆【第2部 祝賀会】
司会：植村智子アナウンサー（人間科学部卒・応援部OG）
・応援部オープニングセレモニー（校旗入場、紺碧の空）
・大学代表挨拶 村岡 功 理事（スポーツ振興・オリンピック・パラリンピック事業推進担当）
・乾杯 岩井方男 競技スポーツセンター所長
・早稲田スポーツ応援、ジャガイモ提供の挨拶 本庄早稲田の杜農業プロジェクト 瀬島粹仁(商学部４年)
・総長記念品贈呈 代表受取 応援部前代表委員 鈴木崇正主将（教育学部4年）
・学生代表挨拶 軟式庭球部 下田純平主務（商学部４年）
・応援部 エンディング・セレモニー（早稲田の栄光、早稲田大学校歌、エール）
・閉会挨拶 石井昌幸 競技スポーツセンター副所長
◆【対象部】
野球部
庭球部（男子）、庭球部（女子）
漕艇部（女子）
剣道部（男子）、剣道部（女子）
柔道部
水泳部（競泳部門）、水泳部（水球部門）
競走部
ラグビー蹴球部
スケート部（アイスホッケー部門）
バスケットボール部（女子）
ア式蹴球部（男子）、ア式蹴球部（女子）
卓球部（男子）、卓球部（女子）
体操部
空手部
バレーボール部（男子）、バレーボール部（女子）
レスリング部
米式蹴球部
ヨット部
ハンドボール部（男子）、ハンドボール部（女子）
ホッケー部（男子）、ホッケー部（女子）
フェンシング部（男子）、フェンシング部（女子）
応援部
軟式庭球部（男子）、軟式庭球部（女子）
自転車部
バドミントン部（男子）、バドミントン部（女子）
ゴルフ部（女子）
ウエイトリフティング部
射撃部
アーチェリー部（男子）、アーチェリー部（女子）
ソフトボール部（男子）、ソフトボール部（女子）
日本拳法部
ラクロス部（女子）
少林寺拳法部
＊早慶戦が実施されていない体育各部を除く。
＊多くの早慶戦で応援活動を行った応援部には、感謝状が贈られました。
＊なお、当日は、参加対象のレスリング部、ウエイトリフティング部が試合出場、もしくは試合日間近のため欠席しました。
