戸山キャンパスのなだらかなスロープをのぼりきると
学生で賑わうカフェテリアの地下に、深く青い水を湛え広がる神秘的な空間──
「高石記念プール」です。
1924年パリ・オリンピックでは、100m、1500m自由形の2種目で5位入賞を果たし、
日本水泳にオリンピック初入賞をもたらした水泳部の高石勝男選手(1906-1966)。
世界的大選手
水泳の高石君
預想以上の大奮闘
悉く超人的の技倆
1924年7月22日の朝日新聞東京版は、
暗転しつつある時代に差した一筋の輝きを伝えています。
その業績を讃え、建てられたプールはその後も、
数々の世界的名選手を育んだ、いわば日本水泳揺籃の地でもあります。
1965年には室内温水に、そして1992年に全面改装。
同年、所沢キャンパスに50m×25m、水深1.3m-4mの「アクアアリーナ」が完成してからは、
授業や同好会、個人利用と、学内一般に開放され
今日も多くの学生や教職員に親しまれています。