競技スポーツセンターは、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動プログラムの一環として、「希望の車いす」の活動を部員に広報しました。9月は、早稲田大学ボクシング部、バレーボール部、自動車部、バドミントン部の部員たちが参加しました。
「希望の車いす」とは?
世界中に車いすを必要としている人々は約2,000万人いると言われています。そのほとんどの人々は経済的理由で車いすを購入することができません。一方、日本には使われなくなった車いすがたくさんあります。これらの車いすを無償で提供いただき、丁寧に整備して修理を行い、主に東南アジアの人々に無償で送り届けるとともに「希望」も届ける活動を行っています。
◆開催日
毎週火曜日 10:00~16:00
(WAPは午前中のみ活動)
◆会場
聖書キリスト教会5階
東京都練馬区豊玉北1-12-3
(西武池袋線「江古田駅」から徒歩8分、大江戸線「新江古田駅」より徒歩4分)
◆主催
NPO法人「希望の車いす」
活動報告
「希望の車いす」の活動は、アメリカ人宣教師メリーさんの『使われなくなって放置されたままの車いすを、一人でも多くの方に届けたい』という思いから始まりました。毎回、オリエンテーションの際にメリーさんから、この団体の設立趣旨や活動の意義についての説明を伺ってから、実際の作業を開始します。
作業としては、タオル、やすり、クリーナー等を使って車いすの本体やタイヤ、スポークなどの「さび」「汚れ」を消すために、丁寧に繰り返し磨きあげる地道で単純な作業です。この車いすを待っている人ちのことを思い、わずか2時間という短い時間の中で、部員たちは目に見えてきれいになっていく車椅子を見て、活動の達成感を十分に感じることができました。
<9月13日(火)ボクシング部・自動車部>
<9月27日(火)ボクシング部・バレーボール部・バドミントン部>
いつも積極的にボランティア活動に参加するボクシング部の井上選手(人間科学部3年)は、「私は今までに様々なボランティア活動を行ってきましたが、この『希望の車いす』の活動は私にとって特に印象深いものでした。貧困国は車いすの供給が十分ではなく、常に困っている人々がいます。私たちの磨いている車いすがそのまま海を越えて困っている人の元へ届く。手渡しするわけでもないのですが、どこか『直接手助けをしている』ような、そんな実感を得られる素晴らしい体験でした」と語っていました。
WAPボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は、早稲田大学体育各部の部員としての自覚を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。