ア式蹴球部は、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動プログラムの一環として、CPサッカー(※1)の認知度向上とダイバーシティ&インクルージョン(一人ひとりの違いを認め合い、一緒に考えること)を目的として開催された「エスペランササッカーフェスティバル」へ参加しました。
※1:CPサッカー
1984年のパラリンピックから正式種目として採用され、脳性麻痺(※2)、脳卒中などの脳血管障害、脳外傷や頭部外傷により身体に麻痺を持つ人が対象になるサッカーです。ピッチ、ゴールポストを小さくし、オフサイドルールは適用せず、片手でアンダースローインが認められています。競技を公平に行えるように、麻痺の部位、程度が競技7パフォーマンスへ与える影響に基づきクラスわけが実施されます。
※2:脳性まひ
何らかの原因による脳の損傷によって引き起こされる運動機能の障がいを指す症候群です。
エスペランササッカーフェスティバル
◆日時
2016年2月20日(土)11:30~16:00
◆会場
フットサルクラブ東京豊洲テントドーム
◆参加者
6チーム
◆主催者
NPO法人CPサッカー&ライフエスペランサ
(肢体不自由児者(※3)を中心とするサッカークラブの運営、サッカー、スポーツに関する大会、イベント、講習会、セミナー等の企画・運営)
※3:肢体不自由児者
四肢のまひなどのため、日常の動作に不自由のある人。障がい分類のうちで最も対象者が多く、その要因のほとんどが脳疾患(脳性まひ、脳梗塞など)となっています。
活動報告
第一部
AコートおよびBコートでは、韓国から参加した「ゴムドウリ愛の会」を含めたCPサッカーチームとの交流戦が開催され、また、Cコートでは、サッカークリニックが行われました。
第二部
参加者全員が4グループに分かれて、本学OBで、元プロサッカー選手である奥野僚右氏(1993年人間科学部卒)や元日本代表選手によるワークショップが開催され、ドリブルやシュート指導を受けました。
第三部
インクルーシブサッカーと称した年代、男女、障がいの有無、国籍など関係なく、様々なバックグラウンドを持った人たちで1つのチームを作り、総あたり戦で各チーム4試合行いました。
WAPボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は、早稲田大学体育各部の部員としての自覚を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。