競技スポーツセンターは、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動プログラムの一環として、「第27回視覚障害者健康マラソン東京大会」を部員に広報して参加を募りました。競走部員7名が大会運営ボランティアスタッフとして参加し、受付・記録・パトロール等を担当しました。
第27回視覚障害者健康マラソン東京大会とは
◆開催日
2016年1月24日(日)8:30~14:30
◆会場
国営昭和記念公園
◆概要
視覚障がいのある方を対象としたマラソン大会。「ランニングを通じて体を動かすこと」「汗を流すこと」の楽しさを分かち合いながら運動の機会を増やし、健康で快適な生活づくり に貢献する。
◆主催者
東京視覚障害者ランニングクラブ
第27回視覚障害者健康マラソン東京大会実行委員会
活動報告
今回の競技種目は3キロ、5キロ、10キロ、20キロの4種類に分かれ、部員たちは会場入口でコースごとに受付を行いました。
この大会は、ボランティア(主にボーイスカウト)の皆さんが、マラソンコースの沿道で、事前に渡された参加者名簿を見ながら参加者の方の名前を呼び、「〇〇さん、頑張って」「〇〇さん、折り返し地点まであと500メートルです」などと大きな声で声援を送るのが恒例になっています。このような温かい声援に、障がい者ランナー、伴走者共に励まされ、毎年、たくさんの方々が継続的に参加しています。
大会役員(競技本部長)であり、30年以上、代々木公園での伴走活動でボランティア講師として活躍する鈴木邦雄氏から、「第1回から27年間、今でも大会運営に携わっている公立中学校やろう学校の先生方、協賛企業、ボーイスカウト、一般市民ボランティアの方々の善意あふれるボランティアによって支えられています。当日、参加者に配布するパンフレットは、地域の印刷業者の方が活動趣旨に共感し、無償で製作して下さいました」と伺いました。まさに、本物の手作りボランティア大会そのものです。
今回、パトロールを担当した西田稜選手(政治経済学部1年)は、「参加しているランナー達の非常に大きな活力を肌で感じることができました。私を含め、ボランティアとして参加した競走部員の多くのメンバーが『20キロの部』において後走という役割を担いました。私は最後尾を走る選手の後を追いましたが、レースを終えた後はどの部員もへとへとだったのを覚えています。その中で、伴走ボランティアの方と笑顔で話しながら一歩一歩力強く走るランナーの姿を見て、逆に私たちが元気をもらうことができました」と語っていました。
WAP ボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は、早稲田大学体育各部の部員としての自負を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行うことを目指しています。